浅間山 (岐阜県可児市・多治見市)

浅間山(せんげんやま)は、岐阜県可児市多治見市とに跨がる標高372mのである。美濃富士(みのふじ)の異称をもつ[1]

浅間山
南側の弥勒山から望む浅間山(2016年1月1日撮影)
南側の弥勒山から望む浅間山
標高 372 m
所在地 日本の旗 日本
岐阜県可児市多治見市
位置 北緯35度23分03秒 東経137度07分30秒 / 北緯35.38417度 東経137.12500度 / 35.38417; 137.12500座標: 北緯35度23分03秒 東経137度07分30秒 / 北緯35.38417度 東経137.12500度 / 35.38417; 137.12500
山系 美濃三河高原
浅間山 (岐阜県可児市・多治見市)の位置(日本内)
浅間山 (岐阜県可児市・多治見市)
浅間山の位置
プロジェクト 山
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概要 編集

山頂は可児市における最高地点である[2]。ふもとには浅間林道が通る。

山頂には子授け・子育ての神[2]を祀る浅間神社があり、毎年7月の第一日曜日[2]祭礼が催される。山岳信仰の対象であり、かつては女人禁制であったという[1]

山頂の南側に展望台があり、多治見市の市街地や近隣の山々が一望できる。手軽に登れるため、ハイキングに訪れる人も多い。

久々利のサクライソウ自生地 編集

山頂付近に自生するサクライソウは「久々利のサクライソウ自生地」として国の天然記念物に指定されている(1978年8月指定)。1914年大正3年)に久々利出身の加藤新市によって発見された[2]。なお、サクライソウの自生地として国の天然記念物に指定されているのは、国内ではここが唯一である。近年見られる数が減っており絶滅寸前である[2]

「久々利のサクライソウ自生地」となっているが、正式な住所は「久々利柿下入会(くくりかきしたいりあい)」である。久々利となっているのは、かつて久々利村であったことや、一帯が久々利と呼ばれている事によると推測できる。

脚注 編集

  1. ^ a b 近藤峰生 (2008年9月26日). “いいとこ見つけた 東濃の隠れた名所 - 浅間山”. 『岐阜新聞』. 2009年5月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e 可児市編『可児市史 第4巻 自然編』可児市、2007年。 

関連項目 編集

外部リンク 編集