井坂 紘一郎(いさか こういちろう、1939年昭和14年)11月15日[1] - )は、日本政治家北海道出身。日本福祉大学社会福祉学部卒。北海道美唄市。(1996年 - 2004年)を務めた。

略歴

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日本福祉大学社会福祉学部を卒業後、1963年に北海道庁に入庁。空知支庁地方部福祉課長、道民生部福祉課課長補佐、道生活福祉部障害福祉課長、道生活福祉部次長、道生活福祉部青少年室長を経て、1996年に北海道庁を退職[2]美唄市長選挙に出馬し、自由民主党社会民主党から推薦を受け当選。美唄市長に就任した[3]。2000年の市長選は対立候補がおらず、市政史上初めて無投票での再選を果たした[4]。2004年、3選を目指して出馬したが、自民党が自主投票に回るなど、地盤を固めきれなかったこともあり、元美唄市職員の桜井道夫に敗れた[5]2015年、春の叙勲で旭日双光章を受章した[6]

政策

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  • 天然記念物マガンの飛来地・宮島沼ラムサール条約登録を推進した。同地は石狩川流域に存在し、田園地帯に近いこともあって、鳥による食害問題が発生していた。2002年3月に宮島沼保全活用計画を策定し、自然環境の保護と農家支援の両立に取り組むほか、観光・文化・教育的な活用も検討した。同年11月に宮島沼がラムサール条約に登録された[7][8]
  • 2003年6月、岩見沢市・美唄市・三笠市栗沢町月形町北村は、北海道から合併重点支援地域に指定され、6市町村の合併について協議を行う空知中央地域任意合併協議会が設置された。井坂は、市民を対象に行われたアンケートで自立派が55.2%を超えたことなどを理由に、合併協からいちはやく脱退し、美唄市の自立を目指した[9][10]

脚注

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  1. ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、15頁。
  2. ^ 北海道美唄市長 井坂 紘一郎氏”. www.jiti.co.jp. 2022年1月10日閲覧。
  3. ^ “美唄市長(新市長・22日)”. 朝日新聞 朝刊: p. 2. (1996年9月23日) 
  4. ^ “美唄市長に無投票で井坂紘一郎氏再選 /北海道”. 朝日新聞 東京朝刊: p. 28. (2000年9月18日) 
  5. ^ “美唄市長選 桜井道夫氏が初当選 現職に大差=北海道”. 読売新聞 東京夕刊: p. 13. (2004年9月13日) 
  6. ^ “春の叙勲 道内から232人=北海道”. 読売新聞 東京朝刊: p. 34. (2015年4月29日) 
  7. ^ “ラムサール条約登録 宮島沼、自然と農業共生が課題 /北海道”. 朝日新聞 北海道朝刊: p. 28. (2002年11月22日) 
  8. ^ “宮島沼、ラムサール条約登録 地元美唄、長年の活動「感慨無量」=北海道”. 読売新聞 東京朝刊: p. 34. (2002年11月19日) 
  9. ^ “空知中央地域任意合併協 美唄市が脱退表明=北海道”. 読売新聞 東京朝刊: p. 37. (2003年12月12日) 
  10. ^ “6市町村合併、美唄市が協議中止 独自に街づくりの方針 /北海道”. 読売新聞 北海道朝刊: p. 29. (2003年10月20日) 

参考文献

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  • 『北海道人物・人材情報リスト 2004 あ-お』(日外アソシエーツ編集・発行、2003年)