株式会社佐伯建設(さいきけんせつ)は、大分県大分市に本社を置く総合建設会社(ゼネコン)である。

株式会社佐伯建設
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
870-0047
大分県大分市中島西3丁目5番1号
設立 1959年4月
業種 建設業
法人番号 1320001001170 ウィキデータを編集
事業内容 総合建設業
代表者 代表取締役社長 川崎榮一
資本金 2億2,000万円
売上高 240億21,754千円(2008年3月期)[1]
純利益 6億6818万7000円
(2022年03月31日時点)[2]
総資産 150億2245万9000円
(2022年03月31日時点)[2]
従業員数 300名
主要子会社 株式会社パナソニックホームズ大分
佐伯不動産開発株式会社
大分ライフコミュニティー株式会社
株式会社サイキテック
外部リンク www.saikikensetsu.co.jp/
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概要 編集

売上高で、九州第7位、大分県第2位[1]のゼネコンである(2008年9月現在)。

大分市中心部に本社を置き、東京、北九州、福岡、熊本、宮崎、鹿児島に支店を、大分県内では、別府、鶴崎、佐賀関に出張所を有する。

また、SSアラミド工法と呼ばれるコンクリート構造物の補強方法等の特許を有している。

大分七夕まつり府内戦紙にも毎年出場。大分トリニータの運営法人である株式会社大分フットボールクラブに出資しており[3]、大分トリニータのアドボード・スポンサーでもある[4]

沿革 編集

1959年(昭和34年)4月に、全国規模の中堅ゼネコンであった佐伯建設工業株式会社[5]の九州支店が独立して設立されたという沿革を持つ[6]。したがって、社名の「佐伯」は大分県佐伯市とは無関係である。

創始者佐伯與之吉は辰野金吾の辰野・片岡建築事務所で働き、1913年(大正2年)に竣工した大分市中心部のシンボル的建築物である二十三銀行本店(大分銀行旧本店、現赤レンガ館)では現場主任を務めた[7]。1917年(大正6年)に独立して大阪市で佐伯建築事務所を興すと、二十三銀行本店の施工で縁のあった大分市には九州の拠点として営業所が置かれた[8]。これが後に佐伯建設工業の大分支店、九州支店となり、現在の佐伯建設へとつながることになる。

年表 編集

  • 1917年大正 6年)4月 - 佐伯建築事務所として創業、同時に大分出張所を開設。
  • 1925年(大正14年)7月 - 佐伯建築事務所が株式会社佐伯組に改称(設立資本金50万円)。
  • 1941年昭和16年)5月 - 小倉出張所(現佐伯建設北九州支店)新設。
  • 1947年(昭和22年)8月 - 大分出張所が大分支店に昇格。
  • 1948年(昭和23年)7月
    • 株式会社佐伯組が株式会社佐伯建設工業に改称。
    • 熊本出張所(現佐伯建設熊本支店)新設。
  • 1953年(昭和28年)6月 - 大分支店が九州支店に昇格。
  • 1959年(昭和34年)4月
    • 株式会社佐伯建設工業九州支店が、営業を受け継ぎ、株式会社佐伯建設として独立(設立資本金3000万円)。
    • 東京事務所(現東京支社)新設。
  • 1961年(昭和36年)4月 - 福岡出張所(現福岡支社)新設。
  • 1984年(昭和59年)4月 - 鹿児島営業所(現鹿児島支店)新設。
  • 1994年平成 6年)4月 - 大分銀行赤レンガ館改修工事がBELCA賞を受賞。
  • 1997年(平成 9年)4月
    • 創業80周年記念式典開催。建築家磯崎新による講演会を企画。
    • 神社・仏閣建築に特化した社寺部、工法研究を行う商品技術開発室を発足。
  • 1999年(平成11年)6月 - ISO 9000の認証取得。
  • 2001年(平成13年)4月
    • 新社章制定。
    • 「裏波溶接用バッキング材を用いた接合部改良工法」特許取得。
  • 2006年(平成18年)4月 -「コンクリート構造物の補強方法(SSアラミド工法)」特許取得。
  • 2007年(平成19年)4月 - 創業90周年記念式典開催。

主な施工実績 編集

脚注 編集

外部リンク 編集