傷だらけの勲章』(きずだらけのくんしょう)は、1986年5月17日に公開された西城秀樹主演映画。製作東宝企画ファインズ・コーポレーション[1]、配給東宝[1]

傷だらけの勲章
監督 斎藤光正
脚本 大和屋竺
製作 磯野理
谷口洋
出演者 西城秀樹
ちあきなおみ
朝加真由美
竜雷太
藤代美奈子
萩原流行
仲谷昇
中村嘉葎雄
小林昭二
音楽 佐藤準
主題歌 『流れるままに〜落下流水〜』
国分友里恵
撮影 安藤庄平
編集 神谷信武
配給 東宝企画
ファインズ・コーポレーション
公開 日本の旗 1986年5月17日
上映時間 115分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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概要 編集

エジプトで起きた一流企業の社長暗殺事件を追う刑事の姿を描く。西城秀樹が11年ぶりに映画に主演しハードアクションに挑んだ[1][2]。日本映画で初めてエジプトロケが行われ[1]、1985年の10月~12月にかけてエジプトで撮影が行われた[1]。他に東南アジアシンガポールでもロケがあった[2]。1984年の第一回東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞を受賞した藤代美奈子の映画デビュー作[1]。脚本は『カポネ大いに泣く』の大和屋竺、監督は『積木くずし』の斎藤光正、撮影は『夢千代日記』の安藤庄平がそれぞれ担当。主題歌は、国分友里恵(『流れるままに〜落花流水〜』)。

スタッフ 編集

キャスト 編集

ストーリー 編集

  • 砂漠スフィンクスピラミッドそしてカイロと、灼熱と砂塵のエジプトを舞台に、一人の刑事が人間的に成長していく様を描いた本格的なポリス・アクション。エジプトで一流企業の社長が射殺された。行方不明の遺言書を巡って、遺族や関係者の間で不可解な事件が続発。刑事、都築はエジプトへ向かい、一連の事件の解明に乗り出す。

サウンド・トラック 編集

傷だらけの勲章
サウンド・トラック
リリース
ジャンル 映画音楽
レーベル RVC
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オリジナル・サウンド・トラック(LPCD)が映画公開と同時に発売されている。

内容 編集

  • 主題歌の『流れるままに〜落花流水〜』以外の楽曲は、すべて佐藤準の作曲・編曲による作品である。

収録曲 編集

SIDE A

  1. ワルサーの顔〜殺しのテーマ〜
  2. SHOOTING RANGE
  3. TENSION
  4. 逃げたやつ
  5. GREEN TEA
  6. 謀略の結末
  7. 箱根美術館
  8. ALTERCATION
  9. 廃屋のバトル

SIDE B

  1. SINGAPORE CITY
  2. カイロの朝
  3. ピラミッドの下の告白
  4. 裏切りの回想
  5. ダウンタウンの殺意
  6. HOTEL MENA HOUSE
  7. 砂漠を染める血
  8. 流れるままに〜落花流水〜
    作詞:青木久美子 作曲・編曲:林哲司 歌唱:国分友里恵

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f 「製作ニュース 西城秀樹主演の刑事アクション 東宝『傷だらけの勲章』」『映画時報』1985年11、12月号、映画時報社、36頁。 
  2. ^ a b 西城秀樹の一周忌追悼プログラム「YOUNG MANよ永遠に」WOWOWで5・16放送

外部リンク 編集