加古川大堰(かこがわおおぜき)は、兵庫県加古川市にある

加古川大堰
左岸所在地 兵庫県加古川市八幡町中西条
右岸所在地 兵庫県加古川市上荘町薬栗
位置
加古川大堰の位置(日本内)
加古川大堰
北緯34度47分41.5秒 東経134度53分27.1秒 / 北緯34.794861度 東経134.890861度 / 34.794861; 134.890861
河川 加古川水系加古川
ダム諸元
ダム型式 可動堰
堤高 6.0 m
堤頂長 422.5 m
流域面積 1,657.0 km²
湛水面積 82.0 ha
総貯水容量 1,960,000 m³
有効貯水容量 1,640,000 m³
利用目的 洪水調節不特定利水上水道
事業主体 国土交通省近畿地方整備局
施工業者 間組鴻池組
着手年/竣工年 1979年/1988年
備考 [1]
テンプレートを表示

概要 編集

国土交通省近畿地方整備局が管理する高さ6メートル可動堰一級河川加古川本流河口より12.0キロメートル上流地点に建設された[2]。加古川本流唯一の河川管理施設である。

加古川の治水慣行水利権分の用水補給を行う不特定利水供給、および加古川下流域の都市に対する上水道供給を目的とする。

堰ではあるが、特定多目的ダム法に基づいて特定多目的ダムとして建設されたため、法律上はダムとして扱われる。

その他 編集

  • 加古川大堰によって流下する栄養塩が減少しており、河口域で行われる海苔養殖に色落ちなどの打撃を与えている。このため、2008年には下流への緊急放水も行われている[3]
  • 堰を遡上する魚のために魚道が設けられている[2]
  • 加古川大堰の水面を利用してボートコースが設定されており、年間を通じてのボート競技大会が開催されている[2]。なお、兵庫県内で国体レベル(1000mコース)の公式大会を開催できるのは、加古川大堰を除いては豊岡市円山川城崎漕艇場だけである。

脚註 編集

関連項目 編集

リンク 編集