加藤 吉郎(かとう よしろう、1913年10月30日 - 1985年3月23日)は、日本の実業家南海電気鉄道の社長を務めた。岐阜県出身[1]

経歴 編集

1944年京都帝国大学法学部を卒業し、南海電気鉄道の前身である南海鉄道に入社[1]1964年熊野交通に出向し、専務を務め、瀞八丁の観光船にジェット船を採用した[2]1966年に南海電鉄に戻り、自動車計画部長、取締役、常務、専務を歴任し、1975年12月から副社長を務め、社長の川勝傳を支えた[1][2]1983年6月から川勝傳の後任として社長に就任[1]

1976年11月に藍綬褒章を受章[1]

しかし、体調不良で社長を1年で辞任し、1985年3月23日すい臓がんのために大阪府堺市の自宅で死去[3]。71歳没。

なお社長は川勝傳が会長と兼任する形で一時的に社長を務め、1985年6月に吉村茂夫が社長に就任した。

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 人事興信所 1985, か145頁.
  2. ^ a b 日経産業新聞1981年10月14日、15頁
  3. ^ 日本経済新聞1985年3月25日朝刊、31頁

参考文献 編集

  • 人事興信所 編『人事興信録 第33版 上』人事興信所、1985年。