勝浦海中公園

千葉県勝浦市にある海域公園

座標: 北緯35度8分7.81秒 東経140度17分5.2秒 / 北緯35.1355028度 東経140.284778度 / 35.1355028; 140.284778 勝浦海中公園(かつうらかいちゅうこうえん)は千葉県勝浦市にある海域公園(旧称:海中公園)で、南房総国定公園のなかに位置している。

海中展望塔

勝浦海中公園は1974年6月に指定され、40番目の海中公園となった。付近一帯はリアス式海岸であるため、岩場が多く、ウニアワビなどが生息している。

公園内には海中展望塔を中心に海の博物館(千葉県立中央博物館分館)やレストランなどの施設がある。 ニッポン放送でオンエアされるCMでは『ジョーズ接近中、乙姫様接近中』というコピーが使われている。

概要 編集

  • 所在地:千葉県勝浦市吉尾、鵜原
  • 公園:南房総国定公園
  • 面積:14.5ha

周辺施設 編集

海中展望塔 編集

1980年にオープン。勝浦海中公園のほぼ中心にあり、東洋一の規模を誇る展望塔である。展望塔の建設は川崎市日立造船神奈川工場でおこなわれ、完成後に川崎から約16時間かけて勝浦沖まで曳航したという。設計は学習研究社

海中展望塔の最下部には24個の窓があり、海中の様子を観察できる。また最上部には太平洋を一望できる展望台がある。ただし、天候が悪いと海中の観察ができないこともある。

  • 高さ:24.4m
  • 水深:8m(満潮時)

海の博物館 編集

 
海の博物館

千葉県立中央博物館分館として1999年(平成11年)3月12日に開館した[1]

標本などを常時展示しているほか、年に数回ほど特別展なども行われている。また、周辺海域に生息する海洋生物の調査・研究も行っており、研究結果などの展示も行っている。元々、調査・研究が主体の施設であるため、展示物の数は少ない。

オープン当初は入館無料であったが、県条例改正によって2004年4月1日から有料になった。ただし、学校教育の一環として利用する場合は無料となる。

海の資料館 編集

海の資料館(勝浦海中公園ビジターセンター)には、勝浦の漁業の歴史や、海中公園付近の地層などの資料が展示されていた。2022年(令和4年)3月31日に閉鎖。

富士家 編集

勝浦海中公園内にある、沖縄ぜんざい、かき氷、軽食等を楽しめる。

交通 編集

  • JR 外房線の場合
    • JR 勝浦駅下車の場合
      • タクシー 約7分[2]
      • 小湊バス - 海中公園センター行 - 終点「海中公園センター」下車[3][4]
        • 2016年3月2日現在、平日運休・土曜日 : 1日1往復・日祝 : 1日3往復[4]
      • 小湊バス - 勝浦駅~海の博物館経由~ミレーニア勝浦循環線 - 「海の博物館」下車[3][4]
        • 2016年3月2日現在、平日 : 1日5往復・土日祝 : 1日3往復[4]
    • JR 鵜原駅下車の場合
      • 徒歩 10分[2][3]
      • 勝浦駅始発の小湊バス海中公園センター行バスも、駅前にある「鵜原駅」停留所からも利用可能[4]。次停留所が終点。

脚注 編集

  1. ^ “体験で房総の海学ぼう 勝浦 海の博物館 きょうオープン 開館式典に200人”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 15. (1999年3月12日) 
  2. ^ a b c 営業時間・料金・交通のご案内 - かつうら海中公園海中展望塔
  3. ^ a b c d e f ご利用案内 - 千葉県立中央博物館分館 海の博物館
  4. ^ a b c d e くらしの情報 > 交通 > 市内路線バスについて - 勝浦市役所 ※路線図・時刻表あり

外部リンク 編集