勝浦郡
徳島県(阿波国)の郡
人口5,593人、面積179.46km²、人口密度31.2人/km²。(2024年11月1日、推計人口)
以下の2町を含む。
郡域
編集歴史
編集古代
編集平家物語[1]や源平盛衰記では、勝浦と書いて「かつら」と発音していたことや、舎人親王が浦で勝ったから勝浦となったという起源が紹介されている。
式内社
編集神名帳 | 比定社 | 集成 | |||||
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社名 | 読み | 格 | 付記 | 社名 | 所在地 | 備考 | |
勝浦郡 8座(並小) | |||||||
勝占神社 | カツタノ カツウラノ |
小 | 勝占神社 | 徳島県徳島市勝占町 | |||
事代主神社 | コトシロヌシノ | 小 | 生夷神社 | 徳島県勝浦郡勝浦町沼江 | |||
山方比古神社 | ヤマカタノ- | 小 | (論)山方比古神社(金山神社) | 徳島県徳島市多家良町 | |||
(論)立岩神社 | 徳島県徳島市多家良町 | 金山神社境内社 | |||||
宇母理比古神社 | ウモリ- | 小 | 宇母理比古神社 | 徳島県徳島市八多町 | |||
阿佐多知比古神社 | アサタチ- | 小 | 朝立彦神社 | 徳島県徳島市飯谷町 | |||
速雨神社 | ハヤアメノ | 小 | 速雨神社 | 徳島県徳島市八多町 | |||
御県神社 | ミアカタノ | 小 | 御縣神社 | 徳島県小松島市中田町 | 豊國神社境内社 | ||
建嶋女祖命神社 | タケシマ- | 小 | 建嶋女祖命神社 | 徳島県小松島市中田町 | |||
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近世以降の沿革
編集- 渋野村、本庄村、宮井村、飯谷村、沼江村、中角村、森村、鶴敷地村、星谷村、久国村、棚野村、中山村、横瀬村、与川内村、坂本村、黄檗村、福川村、藤川村、傍示村、瀬津村、福原村、野尻村、久保村、樫原村、田野々村、市宇村、八重地村、大谷村、方上村、西須賀村、大松村、論田浦、大原浦[2]、鶴岡新田、江田村、田浦村、新居見村、日開野村、中田村、中郷村、小松島浦、金磯新田村、田野村、芝生村、八多村、前原村
- 明治4年
- 明治9年(1876年)(33村3浦)
- 明治12年(1879年)1月4日[3] - 郡区町村編制法の高知県での施行により行政区画としての勝浦郡が発足。「勝浦名東郡役所」が名東郡徳島寺島町に設置され、同郡とともに管轄。
- 明治13年(1880年)3月2日 - 徳島県(第2次)の管轄となる。
町村制以降の沿革
編集- 明治22年(1889年)10月1日 - 町村制の施行により、以下の各村が発足。(7村)
- 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。郡役所を小松島村に設置[注釈 1]。
- 明治40年(1907年)11月1日 - 小松島村が町制施行して小松島町となる。(1町6村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)2月11日 - 棚野村が町制施行・改称して横瀬町となる。(2町5村)
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和26年(1951年)
- 昭和30年(1955年)
変遷表
編集自治体の変遷
明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 現在 | 現在 | |
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小松島村 | 明治40年11月1日 町制 |
小松島町 | 昭和26年6月1日 市制 |
小松島市 | 小松島市 |
那賀郡 立江町 |
那賀郡 立江町 |
昭和26年4月1日 小松島町に編入 | |||
棚野村 | 大正15年2月11日 町制改称 横瀬町 |
横瀬町 | 昭和30年3月1日 勝浦町 |
勝浦町 | |
生比奈村 | 生比奈村 | 生比奈村 | |||
高鉾村 | 高鉾村 | 高鉾村 | 昭和30年7月20日 上勝町 |
上勝町 | |
福原村 | 福原村 | 福原村 | |||
多家良村 | 多家良村 | 昭和26年4月1日 徳島市に編入 |
徳島市 | 徳島市 | |
勝占村 | 勝占村 |
行政
編集- 高知県勝浦・名東郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
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1 | 明治12年(1879年)1月4日 | |||
明治13年(1880年)3月1日 | 徳島県に移管 |
- 徳島県勝浦・名東郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治13年(1880年)3月2日 | |||
明治24年(1891年)3月31日 | 廃官 |
- 勝浦郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
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1 | 明治24年(1891年)4月1日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 最初郡役所は、名東勝浦・麻植阿波・海部・那賀・名西・板野・美馬・三好に置かれた。(中略)本県では翌二十四年四月一日郡制を実施、その際、名東と勝浦、麻植と阿波をそれぞれ分離して、十郡役所、十郡長を設置した。『徳島県史 第5巻』44頁
出典
編集参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 36 徳島県、角川書店、1986年11月1日。ISBN 4040013603。
- 旧高旧領取調帳データベース