南方熊楠賞
南方熊楠賞(みなかたくまぐすしょう)は、南方熊楠没後50周年記念事業として1990年に発足した民俗学・博物学の学術賞である。和歌山県田辺市と南方熊楠邸保存顕彰会(のち南方熊楠顕彰会)による運営。
日本国内・国外を問わず、民俗学の分野・博物学の分野において顕著な業績のあった研究者に贈られる賞で、1年に1人人文部門と自然科学部門から毎年交互に選出される(一部の年を除く)。また、南方熊楠に関連した研究には特別賞が贈られる。受賞者には賞状(塩谷聴泉揮毫)、トロフィー(建畠覚造制作)、副賞(本賞100万円、特別賞50万円)が授与される。
受賞者
編集第1回から第10回
編集- 第1回(1991年) - 人文の部:バーバラ・ルーシュ、自然科学の部:神谷宣郎、特別賞:小林義雄・長谷川興蔵
- 第2回(1992年) - 人文の部:谷川健一
- 第3回(1993年) - 自然科学の部:椿啓介
- 第4回(1994年) - 人文の部:國分直一
- 第5回(1995年) - 人文の部:鶴見和子、自然科学の部:吉良龍夫
- 第6回(1996年) - 自然科学の部:竹内郁夫
- 第7回(1997年) - 人文の部:川添登、特別賞:カルメン・ブラッカー
- 第8回(1998年) - 自然科学の部:四手井綱英
- 第9回(1999年) - 人文の部:加藤九祚
- 第10回(2000年) - 人文の部:上田正昭、自然科学の部:日高敏隆
第11回から第20回
編集- 第11回(2001年) - 自然科学の部:青木淳一、特別賞:樋口源一郎
- 第12回(2002年) - 人文の部:櫻井徳太郎、特別賞:神坂二郎
- 第13回(2003年) - 自然科学の部:本郷次雄、特別賞:後藤伸
- 第14回(2004年) - 人文の部:佐々木高明、特別賞:飯倉照平
- 第15回(2005年) - 自然科学の部:柴岡弘郎
- 第16回(2006年) - 人文の部:岩田慶治
- 第17回(2007年) - 自然科学の部:伊藤嘉昭
- 第18回(2008年) - 人文の部:伊藤幹治
- 第19回(2009年) - 自然科学の部:堀田満
- 第20回(2010年) - 人文の部:山折哲雄
第21回から第30回
編集- 第21回(2011年) - 自然科学の部:河野昭一
- 第22回(2012年) - 人文の部:森浩一
- 第23回(2013年) - 自然科学の部:杉山純多、特別賞:中瀬喜陽
- 第24回(2014年) - 人文の部:石毛直道
- 第25回(2015年) - 自然科学の部:井上勲、特別賞:萩原博光
- 第26回(2016年) - 人文の部:中沢新一
- 第27回(2017年) - 自然科学の部:加藤真
- 第28回(2018年) - 人文の部:櫻井治男[1]
- 第29回(2019年) - 自然科学の部:馬渡駿介
- 第30回(2020年) - 人文の部:北原糸子
第31回から第40回
編集脚注
編集- ^ “南方熊楠賞に宗教学者の櫻井治男氏 皇学館大院特別教授”. 朝日新聞. (2018年3月14日) 2018年3月18日閲覧。
- ^ "第34回南方熊楠賞受賞者."南方熊楠顕彰館公式サイト. 2024年5月12日閲覧。