名誉客員教授(めいよきゃくいんきょうじゅ)とは、学術研究教育で顕著な実績を現して功績した教員に贈る、栄誉職であり名誉称号である[1]客員教員のうち、特に客員教授相当の職位処遇するに相応しい人物に贈られる。

概要 編集

学校教育法に定められる名誉教授とは異なり、教育機関設置者の国立大学法人公立大学法人都道府県学校法人などがそれぞれに定める称号である。客員教授は非常勤教員に対する処遇として実質的な職務、責任、報酬を伴う役職だが、名誉客員教授は栄誉的職位や称号として名誉教授に準ずる顕彰処遇である。

著名な例として、三笠宮崇仁親王東京芸術大学名誉客員教授[2]を務め、寬仁親王は初代学長勝田吉太郎との旧交から鈴鹿国際大学1999年から名誉客員教授を務めており、2001年から薨去するまで毎年一度講義[3]を行っていた。

当該規定を有する大学 編集

国立大学 編集

公立大学 編集

私立大学 編集

各国 編集

脚注 編集

  1. ^ 国際教養大学では、大学独自の名誉称号の一つとして名誉客員教授の称号を定めている。国際教養大学ウェブサイト「国際教養大学名誉称号授与規程 (PDF) 」参照。
  2. ^ 学報第393号” (pdf). 東京芸術大学. p. 10. 2009年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月21日閲覧。
  3. ^ “「寛仁さま 東海からも悼む声=中部」”. 読売新聞 (中部版朝刊): p. 31. (2012年6月7日) 

参照文献 編集

関連項目 編集