和賀川(わがかわ)は、北上川水系北上川支流一級河川である。

和賀川
水系 一級水系 北上川
種別 一級河川
延長 約80 km
水源 和賀岳西和賀町
水源の標高 1,439 m
河口・合流先 北上川北上市
流域 日本の旗 日本 岩手県
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錦秋湖

岩手県南西部を流れる北上川の支流。全長約80km。奥羽山脈に属する和賀岳東麓に源を発し、真昼山地東麓の川舟断層に沿って南流し、西和賀町川尻で鬼ヶ瀬川を合わせて東流し、黒沢尻付近で北上川に注ぐ。上流から中流にかけては豪雪地帯で、川沿いの国道107号はしばしば雪崩によって閉鎖される。

歴史 編集

  • 1947年 - 7月、8月に集中豪雨があり氾濫、堤防の決壊が発生[1]。さらに9月にはカスリーン台風が襲来し、被害多数。
  • 1965年 - 中流部の大荒沢に多目的の湯田ダムが完成、人造湖は錦秋湖と名付けられた。3つの発電所が操業している。
  • 2010年 - 北上川上流洪水予報の対象に和賀川が追加。洪水予報基準点は男山[2]

動植物 編集

主に、イワナヤマメウグイカジカアユなどが生息する。

脚注 編集

  1. ^ 「東北四県にまた水害」『朝日新聞』昭和22年8月3日,2面
  2. ^ 洪水予報を行う河川に豊沢川、和賀川、胆沢川を追加しました”. 岩手河川国道事務所 (2010年1月15日). 2020年7月20日閲覧。

参考文献 編集

関連項目 編集