塔世橋(とうせばし)は、三重県津市安濃川に架かる国道23号伊勢街道)のである。朝夕を中心に渋滞が発生する[1]。この橋より北側を橋北地区、南側を橋内地区と呼ぶ[2]

国道23号標識
国道23号標識
塔世橋

北詰から南望
基本情報
日本の旗 日本
所在地 三重県津市
交差物件 安濃川
建設 1992年平成4年)3月
座標 北緯34度43分34.3秒 東経136度30分40.1秒 / 北緯34.726194度 東経136.511139度 / 34.726194; 136.511139
関連項目
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最初の橋は江戸時代土橋として架けられ、10 - 15年周期で架け替えられていた[3]1878年明治11年)に板橋となる[1]。旧橋は1934年昭和9年)12月に国道の経路変更によってコンクリート製、延長90.3m・幅員18mの橋として架橋され、翌1935年(昭和10年)に安濃川の拡幅により橋も延長された[3]。現在の橋は1992年平成4年)に架け替えられた[4]が、架け替え前の欄干戦災津空襲)の傷跡を残す津市内では数少ない文化財であり、架け替えに際し一部が移設保存された[5]

概要

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  • 架橋年月:1992年平成4年)3月
  • 北詰:三重県津市栄町
  • 南詰:三重県津市万町津
  • 車線数:6車線

沿線風景

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北側県庁交差点を過ぎ、北側からアプローチのを上ると、右側遠くに三重県警察本部が見え、左側に安濃川が見える。南詰交差点以南は幅員50mの8車線道路になる。

旧橋の被弾欄干

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旧橋は花崗岩製の欄干に1945年(昭和20年)6月26日7月24日の空襲で無数の弾痕が付き、爆撃のすさまじさを刻んでいた[5]。塔世橋が架け替えられる際、市民の間から欄干の保存運動が起き、橋の南西部、三重県市町村会館前に一部が移設された[6]。横には説明板も設置され、現存する数少ない津市の戦争遺跡として保存されている[7]

脚注

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  1. ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編(1983):730ページ
  2. ^ 散策 橋北・橋内・橋南地区”. 2014年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月6日閲覧。
  3. ^ a b 西田(1969):587 - 588ページ
  4. ^ (24)塔世橋”. 三重ふるさと新聞 (2013年10月3日). 2014年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月6日閲覧。
  5. ^ a b 三重県歴史教育者協議会 編(2006):85ページ
  6. ^ 三重県歴史教育者協議会 編(2006):85 - 86ページ
  7. ^ 三重県歴史教育者協議会 編(2006):86ページ

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 24三重県』角川書店、昭和58年6月8日、1643p.
  • 西田重嗣『津市史 第五巻』津市役所、昭和44年3月15日、808p.
  • 三重県歴史教育者協議会 編『三重の戦争遺跡 増補改訂版』つむぎ出版、2006年8月15日、314p. ISBN 4-87668-151-1

関連項目

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外部リンク

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