大竹 優(おおたけ ゆう、2001年11月14日 - )は、日本棋院中部総本部所属の囲碁棋士吉岡薫九段門下。長野県飯山市出身。

 大竹優 七段
名前 大竹優
生年月日 (2001-11-14) 2001年11月14日(22歳)
プロ入り年 2016年
出身地 長野県飯山市
所属 日本棋院中部総本部
師匠 吉岡薫九段
段位 七段
概要
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経歴 編集

小学校入学前に公民館で囲碁体験教室に参加して興味を持ち、近所の人に教わったりして腕を上げた。小学4年で少年少女囲碁大会 県代表選抜大会の小学生の部Aクラスで優勝。小学5年の春、日本棋院中部総本部の院生になって、吉岡薫の門下に入る[1]

2015年、中部総本部棋士採用試験 本戦で8勝2敗で1位となり[2]、2016年1月1日入段。

2017年、二段に昇段[3]

2018年、天元戦の本戦に出場するも、一回戦で呉柏毅に敗れる[4]

2019年、三段に昇段[5]碁聖戦の本戦に出場するも、一回戦で志田達哉に敗れる[6]棋聖戦のCリーグに出場。4勝1敗で2位となり、昇格[7]

2020年、前年賞金ランキング 三段1位となり、四段に昇段[8]王冠戦の挑戦手合に出場するも、伊田篤史に敗れる[9]棋聖戦のBリーグ第2組に出場。2勝5敗で最下位となり陥落[10]

2021年、前年賞金ランキング 四段2位となり、五段に昇段[11]天元戦の本戦に出場するも、一回戦で許家元に敗れる[12]NHK杯テレビ囲碁トーナメントに初出場。一回戦で結城聡に勝利するも、二回戦で林漢傑に敗れる。棋聖戦のCリーグに出場、3勝2敗で残留[13]王冠戦の挑戦手合に出場するも、伊田篤史に敗れる[14]

2022年、前年賞金ランキング 五段2位となり、六段に昇段[15]第78期本因坊戦最終予選でリーグ経験者の佐田篤史らを破り、決勝では藤沢里菜を中押で破り初のリーグ入り[16]。同時に七段に昇段[17]棋聖戦Cリーグで全勝。決勝トーナメント進出。2回戦で山下敬吾に半目負け。第47期新人王戦では決勝戦まで進出するも、酒井佑規に0勝2敗で敗れ、初タイトル獲得ならず[18]棋道賞新人賞を受賞[19]

良績 編集

昇段履歴 編集

段位 日付 昇段規定
初段 2016年1月1日 中部総本部棋士採用試験 本戦で8勝2敗で1位[2]
二段 2017年8月25日 勝星対象棋戦通算30勝[3]
三段 2019年1月1日 賞金ランキング 二段1位[5]
四段 2020年1月1日 賞金ランキング 三段1位[8]
五段 2021年1月1日 賞金ランキング 四段2位[11]
六段 2022年1月1日 賞金ランキング 五段2位[15]
七段 2022年9月9日 本因坊リーグ入りによる規定[16][17]

脚注 編集

  1. ^ 大竹優”. 囲碁データベース. 信濃毎日新聞. 2022年3月26日閲覧。
  2. ^ a b 平成28年度中部総本部棋士採用試験本戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  3. ^ a b 【昇段】大表 拓都二段に、大竹 優二段に昇段”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  4. ^ a b 第44期 天元戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  5. ^ a b 2018年賞金ランキング昇段が決定”. 日本棋院 (2019年1月7日). 2022年10月5日閲覧。
  6. ^ 第45期 碁聖戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  7. ^ a b 第44期 棋聖戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  8. ^ a b 2019年賞金ランキング昇段が決定”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  9. ^ 第61期 王冠戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  10. ^ a b 第45期 棋聖戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  11. ^ a b 2020年賞金ランキング昇段が決定”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  12. ^ a b 第47期 天元戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  13. ^ a b 第46期 棋聖戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  14. ^ 第62期 王冠戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。
  15. ^ a b 2021年賞金ランキング昇段が決定”. 関西棋院. 2022年3月26日閲覧。
  16. ^ a b 藤沢里菜女流本因坊、本因坊リーグ入りならず 予選決勝で敗退”. 毎日新聞社. 2022年9月8日閲覧。
  17. ^ a b 【昇段】大竹優七段に昇段”. 日本棋院. 2022年9月9日閲覧。
  18. ^ 第47期 新人王戦”. 日本棋院. 2022年10月5日閲覧。
  19. ^ 第56回棋道賞が決定”. 日本棋院 (2023年2月2日). 2023年2月26日閲覧。
  20. ^ 第46期 棋聖戦”. 日本棋院. 2022年3月26日閲覧。

外部リンク 編集