寛ぎの時

ヤン・アッカーマンのアルバム

寛ぎの時』(原題:Jan Akkerman)は、オランダギタリストヤン・アッカーマン1977年に発表したスタジオ・アルバム

『寛ぎの時』
ヤン・アッカーマンスタジオ・アルバム
リリース
録音 ブラリクム英語版 サウンドプッシュ・スタジオ[1]
ストリングスロンドン モーガン・スタジオ[1]
ジャンル フュージョンジャズ・ロック
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース リシャール・デュボワ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 9位(オランダ[2]
  • 198位(アメリカ[3]
  • ヤン・アッカーマン アルバム 年表
    エリ(with カズ・ラックス)
    (1976年)
    寛ぎの時
    (1977年)
    Meditation(with トニー・スコット
    (1977年)
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    背景

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    アッカーマンは1976年にフォーカスを脱退した後にドイツ人ジャズ・キーボーディストのヨアヒム・キューンと意気投合し、本作がキューンとの初共演アルバムとなった[4]。その後、アッカーマンは、ヨアヒム・キューン・バンド名義のアルバム『サンシャワー』(1978年)に参加し[5]、また、1978年に行われたキューンとアッカーマンのデュオ・ライブの模様は、1979年にライブ・アルバム『Live! The Kiel Concert - The Stuttgart Concert』として発表された[6]

    「フローティン」では、フォーカス時代の盟友ピエール・ファン・デル・リンデンがドラムスを担当している[1]

    「クラッカーズ」は、1976年に発表されたフォーカスの未発表曲集『シップ・オブ・メモリーズ-美の魔術-』に収録された曲[注釈 1]を再録音したもの[7]

    反響・評価

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    母国オランダでは1977年10月15日付のアルバム・チャートで初登場18位となり、その後最高9位を記録した[2]。アメリカでは1978年にBillboard 200で198位を記録した[3]

    ポール・コリンズはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「タイトにアレンジされたジャズ・ロックのコレクション」「ここで聴けるアッカーマンのギターは、フォーカス時代の作品よりも抑制的」と評している[8]

    収録曲

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    全曲ともヤン・アッカーマン作曲。

    1. クラッカーズ - "Crackers" - 4:19
    2. エンジェル・ウォッチ - "Angel Watch" - 9:50
    3. パヴァーヌ - "Pavane" - 5:31
    4. ストリートウォーカー - "Streetwalker" - 6:59
    5. スカイダンサー - "Skydancer" - 5:13
    6. フローティン - "Floatin'" - 5:13
    7. ゲート・トゥ・ヨーロッパ - "Gate to Europe" - 3:02

    パーソネル

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    脚注

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    出典

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    注釈

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    1. ^ 彼のフォーカスでの最後の録音作業の一つであった。

    参考文献

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    • Johnson, Peet (2015), Hocus Pocus: The Strife and Times of Rock's Dutch Masters, Tweed Press, ISBN 978-0-646-59727-0 

    外部リンク

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