小倉一郎 (ディレクター)
小倉 一郎(おぐら いちろう 1928年生-2008年没)は、元日本放送協会職員。ディレクターなどとして顕著な活動を行った。テレビ番組制作の草創期にあって、日本のドキュメンタリー番組の骨格を作り上げた一人。
日本の素顔シリーズ99集となる「奇病のかげに」は、公害という概念すらなく、水俣病の原因すら特定されていなかった時期に現地に乗り込んで制作した番組であり大反響を得た。水上勉は、この放送からインスピレーションを受け、水俣病を題材とする推理小説『海の牙』を執筆した[1]。
経歴
編集その他
編集脚注
編集- ^ “制作者研究〈 テレビ・ドキュメンタリーを創った人々〉”. 放送研究と調査 (2012年). 2019年7月5日閲覧。
- ^ “やらせ」について(第1回)”. 池田信夫 (2015年5月2日). 2019年7月5日閲覧。