小山田浩子
小山田 浩子(おやまだ ひろこ、1983年11月2日 - )は、日本の小説家。広島県広島市佐伯区生まれ。広島大学文学部日本文学語学講座卒業。広島市在住。広島東洋カープのファン[1]。
小山田 浩子 (おやまだ ひろこ) | |
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誕生 |
1983年11月2日(40歳) 広島市佐伯区 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 広島大学文学部日本文学語学講座卒業 |
活動期間 | 2010年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 |
『工場』(2010年) 『穴』(2013年) |
主な受賞歴 |
新潮新人賞(2010年) 織田作之助賞(2013年) 芥川龍之介賞(2014年) |
デビュー作 | 『工場』(2010年) |
配偶者 | 有 |
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経歴
大学卒業後、編集プロダクション、大手自動車メーカー子会社など職場を転々とする。 2010年、「工場」で第42回新潮新人賞を受賞。 2013年、単行本『工場』で第26回三島由紀夫賞候補、第30回織田作之助賞受賞、第4回広島本大賞(小説部門)受賞[2]。 2014年、「穴」で第150回芥川龍之介賞を受賞。同年、第30回県民文化奨励賞(第30回記念特別賞)を受賞[3]。英国文芸誌『GRANTA』に短編が掲載され、オーストリアで開かれた文学イベント「Literature in autumn:Echoes from Japan」に青山七恵、辻仁成、ドリアン助川、中村文則、柳美里らと共に招待された[4]。
作品
単行本
- 『工場』(2013年3月、新潮社 2018年8月、新潮文庫)
- 工場(『新潮』2010年11月号)
- ディスカス忌(『新潮』2012年9月号)
- いこぼれのむし(『新潮』2011年5月号)
- 『穴』(2014年1月、新潮社 2016年7月、新潮文庫)
- 穴(『新潮』2013年5月号)
- いたちなく(『新潮』2013年7月号)
- ゆきの宿(書き下ろし)
- 『庭』(2018年3月、新潮社 2020年12月、新潮文庫)
- うらぎゅう(『群像』2013年4月号)
- 彼岸花(『GRANTA JAPAN with 早稲田文学 01』)
- 延長(『早稲田文学』2014年秋号)
- 動物園の迷子(『MONKEY』vol.6)
- うかつ(『新潮』2015年1月)
- 叔母を訪ねる(『すばる』2015年1月)
- どじょう(『GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03』)
- 庭声(『文學界』2015年8月号)
- 名犬(『新潮』2016年1月号)
- 広い庭(『文學界』2016年8月号)
- 予報(『三田文学』2016年夏季号)
- 世話(『MONKEY』vol.12)
- 蟹(『早稲田文学増刊 女性号』)
- 緑菓子(『MONKEY』vol.13)
- 家グモ(『文學界』2018年1月号)
- 『小島』(2021年4月、新潮社 2023年11月、新潮文庫)
- 小島
- ヒヨドリ(『群像』2018年10月号)
- ねこねこ(『群像』2019年3月号)
- けば(『たべるのがおそい』vol.7)
- 土手の実(『ランバーロール 02』)
- おおかみいぬ(『徳島文學』第二号)
- 園の花(『文學界』2019年6月号)
- 卵男(『文藝』2019年秋号)
- 子猿(『文學界』2020年1月号)
- かたわら(『新潮』2020年7月)
- 異郷(『早稲田文学』2014年冬号)
- 継承
- 点点(『新潮』2021年4月号)
- はるのめ(『飛ぶ教室』2020年春号)
- 『パイプの中のかえる』(2023年11月、twililight)エッセイ集
- 『かえるはかえる: パイプの中のかえる2』(2023年11月、twililight)エッセイ集
単行本未収録
- 「ものごころごろ」(『すばる』2023年1月号)
エッセイ・対談他
- 受賞記念対談 日常と幻想のあいだ(『文學界』2014年3月号 川上弘美)
- 受賞記念エッセイ 穴のころのこと(『文學界』2014年3月号)
- 被爆三世として、母として、内なる「広島」を書く(『文學界』2017年4月号)
- (書評)問い直す視野(『波』2017年9月号:古川真人『四時過ぎの船』)
- 球炎と話す(『中国新聞 第70回新聞大会記念特集号』2017年10月16日)
- そう思った自分こそ駄目じゃないか(『新潮』2019年5月号)
作品の翻訳
- 『穴』(2017年9月 韓国語 翻訳:韓成禮)
- 収録作:「穴」「工場」「叔母を訪ねる」