小櫃川

千葉県の二級河川

小櫃川(おびつがわ)は、千葉県を流れ東京湾に注ぐ二級河川流路延長88kmは、千葉県内では利根川に次いで2番目に長い川である。

小櫃川
小櫃川 2007年4月26日撮影
小櫃堰(木更津市祇園)
水系 二級水系 小櫃川
種別 二級河川
延長 88 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 273.2 km²
水源 清澄山系(鴨川市
水源の標高 -- m
河口・合流先 東京湾木更津市
流域 千葉県
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流路編集

鴨川市清澄(房総丘陵)の清澄山系に源を発し、君津市黄和田畑の札郷支川との合流点より二級河川の指定区間となる。君津市、木更津市袖ケ浦市蛇行しながら貫流し、再び木更津市に入って久津間・畔戸で東京湾に注ぐ。下流部は三角州を形成し、河口付近では東京湾内で最大規模となる1,400haの広さの盤州干潟を形成している。

歴史編集

河口付近は、はやくから人間の営みが形成されており、付近に弥生時代菅生遺跡が存在する[1]

1970年7月1日集中豪雨により草川原地区で氾濫。亀山橋が流失。さらに復旧工事途上の同年11月20日、再び集中豪雨により仮橋が流失[2]

流域の自治体編集

千葉県
鴨川市君津市木更津市袖ケ浦市

支流編集

支流名 流路延長[km] 流域面積km2
松川 10.4 25.60
槍水川 3.6 2.84
武田川 15.2 16.70
派川武田川 1.5 1.00
七曲川 8.0 8.14
御腹川 17.1 23.80
大森川 2.6 10.40
笹川 21.0 22.60

利水施設編集

名称の由来編集

倭建命の東征の折、海に身を投げた弟橘姫の亡骸がしばらくして浜に打ち揚げられる。不憫に思った付近の住民は山で木を切り倒し、その木を川に流して亡骸を納める「小さなひつぎ(櫃)」を作った。以降、その川を小櫃川と呼ぶようになったという伝説がある。

並行する交通編集

鉄道編集

日本住血吸虫症の流行編集

本河川の下流域(木更津市袖ケ浦市のそれぞれ一部)ではかつて日本住血吸虫症が流行していた。ただし千葉大学医学部寄生虫学教室の調査による確認[3]は1985年と非常に後世のもので、全国の人間以外の地方病感染も1983年を最後に見られなくなり、最大最後の有病地だった山梨県も1995年に終息宣言を出している。なお地方病を媒介するミヤイリガイは現在、その最大有病地だった山梨県の釜無川と、最後に確認された有病地だったこの小櫃川の2ヶ所だけに生き残っている。

脚注編集

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  1. ^ 滝川恒昭「里見氏の西上総支配と民衆―葛田家文書の紹介―」(『袖ヶ浦市史研究』2号、1994年)
  2. ^ 浸水や橋流失『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月20日夕刊 3面 11面
  3. ^ 新村宗敏「千葉県小櫃川流域における日本住血吸虫症の実態調査について 」『昭和60年度猪之鼻奨学会研究補助金による研究報告書』 pp.1-2

関連項目編集

座標: 北緯35度24分31秒 東経139度53分54秒 / 北緯35.40861度 東経139.89833度 / 35.40861; 139.89833