峯岸照恭

日本の紙芝居師

峯岸 照恭(みねぎし てるやす、1947年昭和22年〉- )は、日本紙芝居師。元、千葉県松戸市職員。埼玉県三郷市出身。

みねぎし てるやす

峯岸 照恭
生誕 1947年
国籍 日本の旗 日本
出身校 東洋大学第2文学部教育学科
活動期間 2004年 -
団体 大江戸ヤッサン一座の紙芝居東京事務所
影響を受けたもの 安野侑志
公式サイト 大江戸ヤッサン一座の紙芝居
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東洋大学第2文学部教育学科を卒業後、1966年(昭和41年)に松戸市役所入庁。2002年平成14年)に地域おこしの一環として紙芝居のコンテスト事業を提案したことがきっかけで、大阪府の紙芝居師である「ヤッサン」こと安野侑志を知って紙芝居師を志し、安野に師事する[1]2004年(平成16年)に人前で紙芝居を披露[2]

2008年(平成20年)に定年退職後、財団法人松戸みどりと花の基金の理事長職2年間を経て、2010年(平成22年)春にプロの紙芝居師となり、安野の弟子たちとともに「大江戸ヤッサン一座の紙芝居東京事務所」を設立。松戸市に常設紙芝居小屋を設けて定期公演を開催し[3]、紙芝居の普及に努める[4]。芝居小屋での公演は2013年(平成25年)に閉幕したものの[4]、その後も東京事務所は同年に新組織「大江戸ヤッサン一座の紙芝居有限責任事業組合」での展開となり、学校、幼稚園、高齢者施設、商店会、企業などの各種イベントで口演活動を行なっている[2]。こうした活動はNHKの『こんにちはいっと6けん[3]BSジャパンの『昭和は輝いていた』などのテレビ番組でも取り上げられた[5]

峯岸の志す紙芝居は、安野からは「教育紙芝居」と評されており[1]振り込め詐欺(オレオレ詐欺)が大きな社会問題となってからは、「オレオレ詐欺撲滅紙芝居」を製作し、詐欺撲滅運動に務めている[2][6]。三郷市国際交流協会の会員でもあり、2012年(平成24年)の同会の総会では、国旗をテーマとした紙芝居で、日本国外の子供たちに好評を博した[7]

脚注 編集

  1. ^ a b 竹中景太「紙芝居通し「子育て」元職員の峯岸さん ゆいの花公園などで口演」『松戸よみうり読売新聞社、2008年5月25日。2015年6月11日閲覧。
  2. ^ a b c 「紙芝居」で地域の子育てを支援 夢は「あそびの楽校」づくり」『ライフプラン情報誌 ALPS』Vol.119、地域社会ライフプラン協会、2014年、10-11頁、2015年6月10日閲覧 
  3. ^ a b ヤッサン一座の紙芝居東京事務所連絡協議会『NHKいっと6けん』放映のお知らせ”. 明るい社会づくり運動 (2012年2月13日). 2015年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月12日閲覧。
  4. ^ a b 小渕明洋「紙芝居小屋の定期公演に幕 活動拡大「前進のため」 松戸、今月末で」『朝日新聞朝日新聞社、2013年3月25日、東京地方版/千葉、31面。
  5. ^ 第3回 4月16日「駄菓子屋」”. 昭和は輝いていた. BSジャパン (2013年4月). 2015年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月11日閲覧。
  6. ^ 春山陽一「見てらっしゃい「詐欺退治」 プロ紙芝居師てるさん、草加であす口演」『朝日新聞』、2014年11月8日、埼玉版、29面。2015年6月11日閲覧。
  7. ^ 平成24年度総会報告」(PDF)『三郷市国際交流協会だより』第27号、三郷市、2012年8月、1頁、2015年6月11日閲覧 

外部リンク 編集