嵩丸(たかまる、本名:福島 嵩仁〈ふくしま たかまさ[1]〉、1985年6月14日 - )は、日本の忍者、YouTuber、忍者研究者。B型。

たかまる

嵩丸
生誕 (1985-06-14) 1985年6月14日(38歳)
日本の旗 日本千葉県松戸市
国籍 日本の旗 日本
出身校 三重大学
職業 日本忍者協議会甲賀市地域おこし協力隊Youtuber忍者
身長 175 センチ
体重 91 キログラム
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来歴 編集

千葉県松戸市生まれ。法政大学法学部卒。三重大学大学院人文社会科学研究科・地域文化論専攻忍者忍術学コース修士課程第1期修了生。甲賀流忍者検定上級(甲賀忍術研究会主催資格)。伊賀流忍者検定1級。

2008年ヤフージャパン入社。当初の配属先は法務部。6年目にヤフオク!カンパニーに異動。新規事業開発などに携わる。2018年退職[2]

2015年~忍者ニュースメディアNinjack.jp 編集長。

2018年日本忍者協議会所属。

2019年忍者による忍者のためのユーチューブチャンネル「NinTube」開設。2023年2月22日(忍者の日)に「登録者2222人まで耐久九字切り」の配信を行い、登録者2222人を達成。

2021年三重大学人文社会科学研究料地域文化論専攻 忍者・忍術学コース修了。最初の2年間は東京から三重まで始発で大学に通っていた。修士論文のテーマは、江戸時代に書かれたとされる忍術秘伝書「万川集海(ばんせんしゅうかい)」の成り立ちについて[3]

2021年滋賀県甲賀市に移住。甲賀市地域おこし協力隊入隊。甲賀を伊賀に負けない忍者観光地に仕立て上げ、ひいては忍者界全体を盛り上げたいと考えている[4]。2024年3月末をもって地域おこし協力隊の任期を終了。その後もしばらくは甲賀市の盛り上げに貢献したいと話した[5]〉。いずれは忍者企業の立ち上げも検討している。

2022年日本三大忍術伝書「万川集海(ばんせんしゅうかい)」の元になったとされる忍術書「間林清陽(かんりんせいよう)」の写本を発見。

2022年甲賀市地域おこし協力隊として、忍者と武士にふんした50人ずつが戦うサバイバルゲームイベント「忍夜討 甲賀・水口岡山城の戦い」を企画。

2023年甲賀市地域おこし協力隊として、モンスターハンターと甲賀市のコラボイベントを企画。同ゲームを楽しんでいる20~30代の若い世代にも甲賀市をアピールすることに成功した。

人物 編集

  • 幼い頃に見た落第忍者乱太郎および忍たま乱太郎に影響を受け、忍者に興味を持つ[6]。社会人2年目頃、東京で外国人向けに忍者体験プログラムを提供していた道場で手裏剣の使い方などを習い、忍者のとりこになったという。
  • ヤフー在籍中、将来やりたいことを100個書き出してみたところ、そのほとんどが忍者に関連することだったため、退職を決意。なお、仕事のかたわらで忍者イベントへの参加やメディア情報記事の執筆、数々の忍者との交流等を行っていた結果、「嵩丸は複数人いる」「忍者あるところに嵩丸あり」と噂が立つ。
  • YouTubeチャンネル「NinTube」開設後、しばらくは一人で忍術解説や忍者関連メディアの紹介、現代で活躍する忍者へのインタビュー等の動画作成・運営を行うも、一度休止となる。その後、2021年に甲賀流忍者軍団瀧組・主宰北斗白影を迎え、新たにコンビでの活動を開始。忍術書に記載されている内容を読み解き実践する動画、および週に一度の生配信、弟子のVtuber嵩芽のゲーム配信などを行っている。
  • 2023年時点の住居は滋賀県に存在する古民家。かつて尾張藩に仕えた甲賀忍者が代々住んでいたという屋敷を託され、「実際に忍者が住んでいた家」ということに大きな興奮を覚えている。
  • 趣味では、古文書、史料などをもとに全国の忍術を集めたデータベースを作成している。将来は百科事典を作りたい。
  • 忍者に関連するもの以外に興味がなく、忍術書に載っていないものは忍術だと認めないので、武術はやや苦手としている。ただし、口伝等の事例があるため、忍術書に載っていないものが全て嘘だとは思っていない。
  • ユーザーファーストの精神を非常に大切にしている。別名:ファンサの鬼。
  • 愛用のバイクはもちろんNinja(カワサキ[要曖昧さ回避])。
  • 好きな異性のタイプは忍者の女性。グラビアアイドルも好き。また、ライブ配信で「好みの女性のタイプは」と質問され、「好きな芸能人は叶姉妹」と回答したこともある[7]
  • 2023年8月1日、以前からお付き合いしていた女性と入籍。9月30日に滋賀県にあり忍者にゆかりの深い油日神社にて結婚式、および元服式を行う。式は百人の現代忍者を招待した忍者結婚式として話題を呼び、テレビや新聞のメディアで報道された。[8]

関連書籍 編集

  • 三重大学国際忍者研究センター 著、山田雄司 編 『忍者学研究』中央公論新社、2022年2月。ISBN 9784120054990
  • 三重大学国際忍者研究センター 監修、山田雄司 編 『忍者学大全』東京大学出版会、2023年2月。ISBN 9784130533034

脚注 編集

  1. ^ ヤフーから「忍者」に転職した男性 キャリアを捨ててもやりたかったこと|社会|地域のニュース|京都新聞”. 京都新聞. 2023年4月16日閲覧。
  2. ^ 忍びの魅力 磨き発信”. 讀賣新聞. 2022年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月6日閲覧。
  3. ^ 福島嵩仁「「万川集海」の伝本研究と成立・流布に関する考察」『忍者研究』第4号、国際忍者学会、2022年9月1日、1-25頁、doi:10.34460/ninja.2021.4_1 
  4. ^ 福島嵩仁(インタビュー)「であいこうか・甲賀でがんばる人をご紹介!」(PDF)『甲賀市広報こうか 令和3年9月号』、甲賀市役所、20頁、2021年9月1日https://www.city.koka.lg.jp/secure/28430/11.pdf2023年4月5日閲覧 
  5. ^ まちおこし忍術「次は伊賀越え」 滋賀県甲賀市で忍者活動3年終える|社会|地域のニュース|京都新聞”. 京都新聞. 2024年3月22日閲覧。
  6. ^ 嵩丸(インタビュアー:川本勇)「勇さんの発掘!おうみびと 忍者「嵩丸」甲賀の魅力発信」『朝日新聞デジタル』、2022年12月11日https://www.asahi.com/articles/ASQDW64BDQD6PTJB004.html2023年4月5日閲覧 
  7. ^ NinTube Station 卍035(2023.1.2〜1.8)”. YouTube. NinTube (2023年1月9日). 2023年4月9日閲覧。
  8. ^ 甲賀 忍者の衣装などで出席者が参列 ユニークな結婚式”. nhk.or.jp. NHK (2023年1月9日). 2023年9月30日閲覧。

外部リンク 編集