市島酒造
市島酒造株式会社(いちしましゅぞう)は、新潟県新発田市に本社をおき、日本酒の製造を行う企業である。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒957-0055 新潟県新発田市諏訪町3丁目1番17号 |
設立 |
1953年(昭和28年) (創業は1790年代) |
業種 | 醸造業 |
法人番号 |
2110001012477 ![]() |
事業内容 | 日本酒の製造 など |
代表者 | 代表取締役:大和竜一 |
資本金 | 2500万円 |
純利益 | ▲3100万円(2017年09月30日時点)[1] |
総資産 | 4億9100万円(2017年09月30日時点)[1] |
従業員数 |
21名 (2018年現在) |
関係する人物 | 市島秀松(創業者) |
外部リンク | 市島酒造株式会社 公式ウェブページ |
主力商品編集
- 王紋
- 夢(純米系)
- かれん(低アルコール系)
歴史編集
- 1598年 - 市島酒造の本家にあたる豪農市島家は越後新発田藩主に任ぜられた溝口秀勝と溝口家に随伴して加賀大聖寺から現在の新発田市近辺に移住した。薬種問屋を営む傍ら回船や酒造、金融で富を蓄え、福島潟の干拓による新田開発で北陸でも屈指の大地主となった。現在の新発田市天王にある市島本家の邸宅「市島邸」が観光客に開放されている。
- 1790年代 - 初代当主市島秀松が市島家より分家し、材木、蝋燭などの実業を営みながら、新発田城下諏訪神社前で酒造業を創業した。
- 1873年 - 市島家は第四国立銀行(現在の第四銀行)の設立に関わり、市島徳次郎が初代の頭取を務めた。
- 1953年 - 法人化。
「王紋」の由来編集
市島酒造の主力商品は、かつては所在地に因んだ『諏訪盛』という銘柄であった。しかし昭和初期に、ドイツ留学から帰った四代目・市島長松の発案により、現在の『王紋』に変更された。長松が欧州の王家やワイン蔵の紋章に感銘を受けたためで、ラベルのデザインも一部商品を除き洋盾型の枠の中に西洋文字風のレタリングで商品名が入る。なお、カップ酒などにはアルファベット表記も入るが、綴りは「AU MONT」とフランス語を思わせるもので、洋風へのこだわりが感じられる。