新潟日報
新潟日報(にいがたにっぽう)は、新潟日報社が編集・発行する朝、夕刊の新聞(地方紙)。1942年(昭和17年)の新聞統制によって新潟日日新聞・新潟県中央新聞・上越新聞を統合し創刊された。朝刊(統合版)発行部数約44万部、夕刊発行部数約4万部(2017年9月ABC)。朝刊(統合版)は県下普及率約50%(2017年)[2]。
新潟日報 | |
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新潟日報メディアシップ(新潟市中央区) | |
種類 | 日刊紙 |
サイズ | ブランケット判 |
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事業者 | 新潟日報社 |
本社 | 新潟市 |
代表者 | 代表取締役社長 小田敏三 |
創刊 | 1877年 |
前身 | 新潟新聞 |
言語 | 日本語 |
価格 |
1部 朝刊133円、夕刊60円 月極 3,980円 統合版 3,093円 |
発行数 |
(朝刊)420,291部 (夕刊)38,569部 (2019年4月、日本ABC協会調べ[1]) |
ウェブサイト | https://www.niigata-nippo.co.jp/ |
株式会社 新潟日報社 | |
本社所在地 |
![]() 〒950-8535 新潟県新潟市中央区万代三丁目1番1号 新潟日報メディアシップ |
事業内容 | 日刊新聞の製作および発行 |
設立 | 1942年11月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
資本金 | 1億4,250万円 |
売上高 | 166億4,932万円(2017年12月期) |
従業員数 | 510人(2018年4月) |
主要子会社 |
株式会社新潟日報事業社 株式会社新潟日報サービスネット |
外部リンク | http://www.niigata-nippo.co.jp/guide/ |
歴史編集
- 1942年 新潟日日新聞・新潟県中央新聞・上越新聞の3紙が合併し、「新潟日報」が誕生。
- 1955年 新潟大火のため臨時に長岡支社で発行。
- 1964年 新潟地震による報道活動により日本新聞協会賞を受賞。
- 1970年 通年企画「あすの日本海」が菊池寛賞を受賞。
- 1982年 本社を新潟市東中通(現在の中央区)から西蒲原郡黒埼町善久(現在の新潟市西区、黒埼本社所在地)に移転。
- 1989年 通年企画「東京都湯沢町」が日本新聞協会賞を受賞。
- 2001年 新潟放送などと共同で「メディアステーションbanana」を開設。
- 2004年 キャンペーン企画「拉致・北朝鮮」が日本新聞協会賞を受賞。
- 2008年 通年企画「揺らぐ安全神話 柏崎刈羽原発」が日本新聞協会賞と日本ジャーナリスト会議のJCJ賞を受賞。
- 2013年 新潟市中央区万代の新社屋「新潟日報メディアシップ」が竣工。本社登記を同地へ移転、旧本社屋を黒埼本社に改称。
- 2015年 「新潟日報報道部長ツイッター中傷投稿事件」が発覚。
- 2016年 11月1日付より、夕刊を大幅リニューアルし、タブロイド判12ページ(土曜のみ16ページ)で大人のための新聞をコンセプトとした「Otona+」として発行する[3]
構成編集
総合・国際面は共同通信社提供が中心、県外記事は北海道新聞(北海道)・河北新報(宮城)・東京新聞(東京)・中日新聞(愛知)・神戸新聞(兵庫)・中国新聞(広島)・西日本新聞(福岡)との連携が強い。
地域面は、かつては各地域ごとに差し替えられていたが、2010年3月30日より全地域一括掲載となった。平日は月曜日を除いて6面(「地域(フロントページ)」、「下越・新潟ワイド」、「新潟・佐渡」、「県央・長岡」、「中越・上越」、「地域」)で構成される(月曜日は全県で1面と隣県に関する記事が1面の計2面)。また、スポーツ面はアルビレックス新潟や新潟アルビレックスBBなど、新潟のチームの試合の翌発行日朝刊に、他会場の結果よりスペースが取られて試合結果が掲載されることが多い。
柏崎刈羽発電所問題について通年企画を組んでいる。
読者投稿欄編集
毎日、「窓」と題した投稿欄に読者の投稿記事を掲載しており、その中に若者対象の投稿欄を「キラキラきらり」として日に一名分設けている。これには県外読者からの投稿もある。読者の投稿に対し返答がきた場合、「お答えします」の欄で答えとして掲載される。類似投稿欄として「私も一言」、長文の投稿を掲載する「私の視点」もある。
週一回の読者文芸欄は、短歌・俳句・詩・川柳の他に全国でも唯一と思われるコントの投稿欄がある(選者は宮原昭夫)。ただし、お笑いのコントではなく本来のフランス語の原義であるショートショートの意味のコントである。
夕刊の大刷新編集
新潟日報は現行の夕刊を2016年11月1日から大幅に刷新し、「新潟で暮らす大人の可能性を広げ、大人を楽しみ、大人のあしたを考える」ことを最大のテーマとして、「Otona+」(おとなプラス)と題したタブロイド判夕刊紙として新装刊させる[3]。
「Otona+」では、都市部で発行する夕刊専売新聞と同じ要領で、紙面はタブロイドサイズとし、カラー写真などに適した白身の強い「高白紙」を採用。なるべく朝刊配達地域でも古くなりにくいテーマを紙面に掲載させ、大人の知的好奇心あふれるテーマを連日カラーで特集するコーナーを含め、「速報性のあるものはコンパクトに、じっくりと読んでもらいたいテーマにはワイド編集で」という紙面体裁を目指す[4]。
夕刊の大刷新に際しては、読者の意見を2016年5月にアンケートとして取りまとめ、約12000人から回答が集まり、さらに読者のモニターリングにより同6月に試験版を発行、それを購読したモニターを対象にした「カンカンガクガク会議」と称した座談会で「コンパクトで手に取りやすい紙面だ」という意見があり、概ね好評だったという[5]。
番組表編集
朝刊掲載分について記載。
最終面編集
- フルサイズ
- ハーフサイズ
- 衛星放送
- NHK BS1、NHK BSプレミアム、WOWOWプライム
- 衛星放送
- ミニサイズ
中面編集
- ハーフサイズ
- ミニサイズ
- ラジオNIKKEI、テレビ東京、WOWOW(ライブ、シネマ)、スター・チャンネル(1、2、3)、放送大学テレビ、グリーンチャンネル、BSアニマックス、FOXbs238、J SPORTS(1、2、3、4)、BS釣りビジョン 、IMAGICA BS、日本映画専門チャンネル、ディズニー・チャンネル、D life
- 極小サイズ
- 一週間分の番組表(新潟県内地上波・FM各局、BS各局、県内コミュニティFM各局、県内ケーブルテレビ各局)が、毎週水曜日に別刷で入れられている。
なお、夕刊も基本的に朝刊の配列に準じて掲載していたが、2016年11月1日付の紙面刷新による紙面の見直しで中面に移すとともに、BSに特化した内容の番組表を収録する。これにより県内各放送局の番組欄は朝刊のみの収録となっていた[6]が、2017年1月16日付から、新潟県内の地デジについて、発行日夕方から翌朝の番組表の収録を再開した。
4コママンガ編集
朝刊編集
- 『トマトさん』(にしみやおさむ):1990年頃〜2000年6月
- 『あんずちゃん』(田中しょう)2000年6月〜2007年7月31日
- 『ちびまる子ちゃん』(さくらももこ)2007年8月1日〜2011年12月31日
- 中日新聞など他の連載紙より1か月遅れの連載開始となったが、連載初日は他紙が7月1日に掲載した初回分を掲載し8月2日から同時掲載となった。
- 『カリンさん』(しもんまさゆき)2012年1月1日〜
夕刊編集
- 『ヒラリ君』(井田良彦):〜2000年6月
- 『トマトさん』(にしみやおさむ):2000年6月〜2007年7月31日
- 『カンちゃん』(フジヤマジョージ):2007年8月1日〜2016年10月31日
Otona+(おとなプラス)(夕刊)編集
- 『ねえ、ぴよちゃん』(青沼貴子)2017年4月3日〜 (月曜日~金曜日のみ)
- この作品から「ちびまる子ちゃん」以来5年2ヶ月ぶりにブロック紙3社連合と同じものを掲載。
価格、購読料編集
- 朝刊・Otona+セット 月ぎめ3980円
- 朝刊のみ 月ぎめ3093円(1部133円)
- Otona+のみ 月ぎめ1200円(1部60円)
脚注編集
- ^ “19年4月ABC部数”. 新聞情報. (2019年5月18日)
- ^ “都道府県別上位3紙 (朝刊販売部数・世帯普及率) (PDF)”. 2017 読売新聞グループメディアガイド. 読売新聞社. 2017年12月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年11月19日閲覧。
- ^ a b “夕刊を進化させた情報誌「Otona+」”. 新潟日報. 2016年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月25日閲覧。
- ^ a b “Otona+「手軽に読みやすく」”. 新潟日報. 2016年10月26日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年10月26日閲覧。
- ^ 11月に「Otona+」創刊 新潟、夕刊未読者を取り込みへ(日本新聞協会)
- ^ 2016年10月1日付けのサンプル版 (PDF, 1.75 MiB)
- ^ 購読のお申込み
関連項目編集
- 新潟日報社
- 新潟日報ニュース
- BSN NEWS 日曜テレビ夕刊・BSNニュースワイド(ニュースワイド540→ニュースワイド545)→イブニング王国!NEWS→THE NEWS 新潟→Nスタ新潟(新潟放送テレビでの当社協賛・資料協力のニュース番組)
- 会津八一 - 題字の揮毫者。
- 全国新聞ニュース網