弓代 星空(ゆみしろ かなた)は日本のヴァイオリニスト、ボーカリスト、ギタリスト、ピアニスト、作詞・作曲家。東京芸術大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻を卒業。

弓代星空
生誕 10月23日
出身地 日本の旗 日本
学歴 東京芸術大学(音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻)
職業 アーティスト、作詞家、作曲家
担当楽器 ボーカルヴァイオリンギターピアノ
活動期間 2021年10月23日 -
公式サイト https://saintnoir-music.com/kanatayumishiro/

自身のバンドAURORIZEにてクラシックヴァイオリンにバンドサウンドの融合を提示した作品を発表し続けている。[1]

ソロアーティストとしてもオリジナルアルバム・クラシックアルバムをリリースしたり、コンサートを開催するなど精力的に活動。また様々なアーティストのライブや作品に参加している。

AURORIZEの他に、Cazqui's Brutal Orchestra、VIEWON、唄友などの音楽活動にも参加。

経歴 編集

  • 10月23日生まれ、B型、静岡県浜松市出身。
  • 父はトランペット奏者、母はピアニスト。
  • 3歳の誕生日にヴァイオリンを贈られたことをきっかけに音楽への道を歩み始める。
  • 子供時代はクラシック音楽漬けだったが、高校生の頃ギターの音色に衝撃を受け、独学でギターと作曲を学ぶ[2]
  • BUMP OF CHICKEN、Pay money To my Pain、らの影響を受けている。
  • YouTubeにはオリジナル楽曲の投稿を始め、クラシックの名曲演奏、カバー動画、ギター演奏動画やオフショットなどのコンテンツをアップロードしている。[3]
  • これまでに天皇明仁の前でのヴァイオリン演奏、グランフロント大阪をはじめとする多数のCMソングへの参加、SEESAW(元ViViDのボーカリスト・SHINとナイトメアのギタリスト・咲人によるユニット)をはじめとする、数多くのアーティストのレコーディングやライブに参加している。
  • 2023年ジャパンモビリティショーではYAMAHAブースのヴァイオリニストとして参加。
  • FINAL FANTASY VIIのオーケストラコンサートにも参加していた。
  • Cazqui's Brutal Orchestra(およそ10年に渡りNOCTURNAL BLOODLUSTのコンポーザー/ギタリストとしてバンド・コンセプトの中核を担ったCazquiによるソロ・プロジェクト)CREWとしてヴァイオリンで参加
  • 2021年10月23日、ソロアーティスト・弓代星空としてのデビューシングル「Teardrop」を配信リリース[4]
  • 2022年4月30日にはソロとして初となる全楽曲オリジナルによるアルバム「ETOILE」をリリース。ヴァイオリンとバンドサウンドを融合させた音楽性への回帰を果たした。
  • 2022年7月10日、前身バンドAIOLINの元メンバーであったSURUGA(旧名義:レイス)とSeira(旧名義:Seiya)と共に新たなるヴァイオリンラウドロックバンド「AURORIZE(オーロライズ)」を結成。2022年9月10日始動。[5]

人物・作風 編集

  • 幼少期は自宅や車の中で常にクラシック音楽が流れている環境で育った。絶対音感の持ち主。
  • 音楽の教員免許を取得している。
  • 使用ヴァイオリンは、1769年製 DOMINICUS BUSAN[2]。弓代星空ロゴの1769という年号はこのヴァイオリンが製作された年に由来している。[6]
  • 趣味は料理、香水やフレグランス、読書など。
  • ギターは大理石柄が特徴のL's TRUST製カスタムフライングV「BLACK TIE V」(このギターのボディは地元が同じアーティスト小林太郎から受け継いだものでAIOLIN時代から演奏している)を使用するほか、Gibsonレスポールスペシャルをカスタムしたクリスタル装飾の「NIGRA」、Gibson Custom Shop製レスポールスペシャル・ヒストリックコレクション「Spica」、Gibson J-45(アコースティックギター)、その他にはストラトキャスター、PRS CUSTOM24、Taylor製アコースティックギター、オーダーメイドの7弦ギター、黒のファイヤーバードなどを使用[3][7]

「弓代星空」名義となる前の経歴 編集

東京芸術大学在学中から2021年秋に弓代星空として活動を再開するまでの期間は、ヒカリトというアーティストネームで演奏家活動とヴィジュアル系バンドでの活動をしていた。

  • バンド遍歴は、AsteLan:ReCordname PXAIOLINAURORIZE
    • 「AsteL」ではギタリストとして活動していたが、「an:Re」からギターヴォーカル、「AIOLIN」からはヴァイオリンもステージ上で演奏するようになった。ヴァイオリンの超絶技巧曲であるイザイのヴァイオリンソナタ第三番を登場SE代わりに演奏したり、ギタリストとしても流麗な速弾き・ライトハンド奏法を多用したソロを多く披露した。
  • vistlipのローディーをしていた[8]
  • DaizyStripper風弥との音楽ユニット「Viewon(ビュウォン)」のメンバーとしても活動した[9](Viewonは2021年7月10日に解散。)→2023年秋にVIEWONとして復活。
  • 2021年7月23日のAIOLIN解散時に、ヒカリトとしてのアーティスト活動は全て終了すると告知された。その理由については解散ライブのMCで「AIOLINが何よりも大切な存在だったから、その覚悟を姿勢で示すためにヒカリトという名前も最後にする」と話した[10]
  • 2021年10月23日よりアーティストネームを弓代星空(ゆみしろかなた)と改め、ソロアーティストとして新たに活動を再開。
    • 弓代星空という名前はヒカリトとしてのラストアルバム「Starlight Acoustic」の歌詞カードのラストページに記された、「其のは、星空を描く。誰にも僕のわりはさせないし、君の代わりだって居やしないさ。ヒカリトと云う存在と出会ってくれてありがとう。(後略)」というファンに向けてのメッセージから付けられている。太字で示した4つの漢字のみが歌詞カードの文面で白字で強調されており、ヒカリトとしての活動終了以後は弓代星空という名前で活動すると、その四文字に活動への思いが込められていた[11]

ディスコグラフィー 編集

弓代星空 編集

発売日 タイトル 曲名 品番 備考
1 2021.10.23 Teardrop 1.Teardrop
  • 弓代星空としてのデビューシングル。
  • 配信限定。
  • AIOLINのベーシストであるSURUGAがレコーディングに参加。
  • iTunes Store J-Pop トップソング 台湾 19位 (2021年10月29日付)[12]
2 2021.12.18 Snow White 1.Snow White
  • 配信限定。
  • iTunes Store J-Pop トップソング 台湾 19位 (2021年12月18日付)[13]
  • iTunes Store J-Pop トップソング アメリカ合衆国 76位 (2021年12月25日付)[14]
3 2022.4.30 ETOILE 1.Teardrop

2.Snow White

3.PANDORA

4.Way of Life

5.Lily (Viewonで発表した楽曲のセルフカバー)

6.NIGRA

7.TINTA ROJA

8.R.I.P.

9.ETOILE

SNMD-0001
  • 弓代星空としての全曲オリジナル楽曲による1stアルバム。
  • バンドサウンド、エレクトリックサウンド、アコースティックと幅広い音楽性
  • ベースのレコーディングとアルバムのカバーデザインは、SURUGAが担当。
  • AIOLINやViewonで発表した楽曲の歌詞とアンサーソングの様にリンクしている歌詞が、少なからず見受けられる。
4 2022.7.24 BLACK TIE 1.BLACK TIE

2.TINTA ROJA (Acoustic Ver.)

3〜12:シークレットトラック

  • 弓代星空として初となるフォトブック作品。ボーナスCD付き。
5 2022.11.29 TIMELESS 1. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女

2. エルガー:愛の挨拶

3. ショパン:ノクターン第20番嬰ハ短調 遺作(ミルシテイン編)

4. サン=サーンス:白鳥

5. エリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴ

6. マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲

7. ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14

8. ラフマニノフ:祈り ピアノ協奏曲第2番による(クライスラー編)

9. ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏

10. マスネ:タイスの瞑想曲

11. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

12. フォーレ:夢のあとに

13. ポンセ:エストレリータ [ライブ録音 2022.9.17]

14. モンティ:チャールダーシュ [ライブ録音 2022.1.23]

15. 弓代星空:TINTA ROJA [TIMELESS Ver.]

16. 弓代星空:LAST NOTE

SNMD-0002
  • 弓代星空としての初のクラシックアルバム。
  • 新曲として「LAST NOTE」(インストゥルメンタル)が収録されている。
6 2023.9.21 BITTERSWEET 1. BITTERSWEET(新曲)

2. FLEURIR(新曲)

3. BITTERSWEET[Violin & Piano Ver.]

4. BLACK TIE[LIVE at 2022.11.29]

5. Snow White[LIVE at 2022.11.29]

6. Evergreen[LIVE at 2023.6.17]

7. LAST NOTE[LIVE at 2023.4.29]

  • フォトブック(B5サイズ/70ページ)+CD

ヒカリト 編集

発売日 タイトル 曲名 品番 備考
1 2016.5.28 1.空

2.水写

3.足跡

4.悠かなる希い

5.道

6.水鶏

7.帰鹿

IRD-1001
  • ソロヴァイオリニスト・洸斗名義でのヴァイオリンインストゥルメント作品。
  • CDの完売につき、現在はストリーミングサービスにて配信されている。
  • ITunes Store J-Pop トップアルバム ロシア 2位 (2020年8月31日付)
  • iTunes Store J-Pop トップアルバム タイ 53位 (2020年9月21日付)
  • iTunes Store J-Pop トップアルバム 台湾 106位 (2020年3月30日付)
  • iTunes Store ミュージック トップアルバム ロシア 166位 (2020年8月31日付)
  • Apple Music J-Pop トップアルバム 台湾 81位 (2021年3月20日付)
  • Apple Music J-Pop トップアルバム アメリカ合衆国 98位 (2020年10月27日付)[15]
2 2019.7.21 With You 1.Ave Maria (グノー)

2.夢のあとに (フォーレ)

3.秒針 (2019 Ver.)

4.With You

5.プラネタリウム (大塚愛)

6.雪の華 (中島美嘉)

  • 写真集と特典CDのセット作品。
  • 写真集にはロングインタビューとセルフライナーノーツを収録。
  • 特典CDはオリジナル楽曲「With You」に加え、クラシック楽曲と、シークレットトラック(Track5,6)としてカバー曲なども収録。
  • iTunes Store ロック トップソング タイ 35位 (2019年8月1日付)[15]
3 2020.10.19 Twilight 1.タイスの瞑想曲 (マスネ)

2.Twilight

3.Broken Star

4.あなたがいることで (Uru)

5.誰かの願いが叶うころ (宇多田ヒカル)

6.僕が君に出来ること (平井大)

7.Once Upon a Time (ディズニー)

  • 写真集と特典CDのセット作品。
  • 前作よりも写真集のページ数が大幅に増加しており、今作のために書き下ろされた楽曲「Twilight」と写真集が連動している仕掛けがある。
  • 特典CDはオリジナル楽曲「Twilight」「Broken Star」に加え、クラシック楽曲と、シークレットトラック(Track4〜7)としてカバー曲なども収録。
4 2021.6.29 Starlight Acoustic 1.Moon River

2.道 (2021 Ver.)

3.Stardust Crystal

4.Breathing

5.Twilight

6.Broken Star

7.Message

8.涙雨

9.With You

ALND-0020
  • 「HIKARITO FROM AIOLIN」という名義でのリリース。
  • ソロ・アコースティックライブ「Starlight Acoustic」の集大成と言えるベストアルバム。
  • 8番目の楽曲の「涙雨」は、AIOLINの楽曲である「Tear In The Rain」のヴァイオリンインストゥルメントバージョンである。

AIOLIN 編集

AIOLINのディスコグラフィーを参照。

Viewon 編集

発売日 タイトル 曲名 品番 備考
1 2019.12.18 Wind of Starlight Melody 1.Amazing Grace

2.最哀の調べ (作曲:風弥&ヒカリト)

3.ジュリエットのナイフ (作曲:風弥)

4.切望のフリージア (作曲:風弥)

5.Someday (作曲:ヒカリト)

6.The Last Day (作曲:風弥)

7.Lily (作詞&作曲:ヒカリト)

8.Silent Night

KH-001
  • Viewon結成前の作品ため歌手名は「風弥〜Kazami〜(DaizyStripper)&ヒカリト(AIOLIN)となっている
  • 賛美歌のカバーやオリジナル楽曲、それぞれの所属するバンドのセルフカバーも収録。
  • 基本的にヴァイオリンとピアノのインストゥルメンタル作品だが、「Lily」のみヒカリトのヴォーカル・ギターや風弥のドラム・ベースが加わったバンド編成での作品である。
  • DVDにはアー写撮影時のメイキングを収録。

脚注・参考文献 編集

外部リンク 編集