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概要編集

「現在」と「2年前の回想」との二部構成で、第1部の現在が白黒のフィルム、第2部の過去がカラーのHDカムで撮影されている[1]。共同製作会社の一社、テレヴィジオン・スイス・ロマンドがデジタル放送を導入したのは、本作が完成した2001年である。

公開前の2001年2月5日、かつてのレジスタンスの闘士である「祖父」を演じたジャン・ダヴィがパリで逝去、本作が遺作になった。1968年(昭和43年)にゴダールらが結成した「ジガ・ヴェルトフ集団」に20歳で参加したジャン=アンリ・ロジェ、『アルファヴィル』(1965年)や『新ドイツ零年』(1991年)に主演したエディ・コンスタンティーヌの子息レミー・コンスタンティーヌ、ドキュメンタリー映画の巨匠ヨリス・イヴェンス夫人であり、ジャン・ルーシュエドガール・モラン共同監督によるヌーヴァルヴァーグ初期の代表的ドキュメンタリー『ある夏の記録』(1960年)に主演したマルセリーヌ・ロリダン=イヴェンス 、映画監督のノエル・シムソロ、脚本家のレモ・フォルラーニが出演している。

2001年5月15日、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ワールドプレミア上映された[1]。同年、バリャドリッド国際映画祭審査員特別賞、2002年、ファジュル映画祭水晶のシームルグ賞をそれぞれ受賞した。ほかにも、2001年には、8月のモントリオール世界映画祭、9月のトロント国際映画祭ヘルシンキ国際映画祭、10月のニューヨーク映画祭、11月のロンドン映画祭釜山国際映画祭台北金馬奨、2002年1月のロッテルダム国際映画祭、3月のマール・デル・プラタ国際映画祭、4月のブエノスアイレス国際映画祭、2003年8月のコペンハーゲン国際映画祭と多数の国際映画祭で上映された。

スタッフ編集

キャスト編集

以下アルファベット順

ストーリー編集

第1部

現在のパリ。芸術家のエドガール(ブリュノ・ピュジュリュ)は、愛の4つの瞬間(出逢い、性的交流、別離、和解)を、若者、成人、老人の3世代の男女3組によって描く構想をかかえていた。主演にと願う女性は職業女優ではなく、「彼女」(セシル・カンプ)である。清掃の仕事をしながら子どもを育て、コソボ紛争についての集会に通う生真面目な「彼女」は、エドガールの依頼には応じない。エドガールは構想の実現にこぎつけるが、「彼女」の死を知る。

第2部

2年前のブルターニュ。当時のエドガールは、第二次世界大戦時のレジスタンスの研究をしており、ある歴史家(ジャン・ラクチュール)のもとを訪ねていた。エドガールがそこで目撃するのは、ハリウッドの「スピルバーグ・コーポレーション」のエージェントと合衆国国務省の役人(ヴィリアム・ドエルティ)が、かつてレジスタンスを闘った老夫妻(ジャン・ダヴィ、フランソワーズ・ヴェルニー)に、回想録の映画化権交渉であった。交渉の窓口に立って、契約書を精査するのは、老夫妻の孫娘であった。それがのちの「彼女」なのであった。エドガールは、ふたたび、パリに降り立つ。

関連事項編集

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  1. ^ a b allcinemaサイト内の「愛の世紀」の項の記述を参照。

外部リンク編集