株式会社戸田レーシング(とだレーシング、: TODA RACING Co., Ltd.)は、日本の自動車部品サプライヤー、レーシングエンジンコンストラクターである。独自のレーシングチーム運営も手がける。

株式会社戸田レーシング
TODA RACING Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
714-1215
岡山県小田郡矢掛町中640-1
本店所在地 713-8102
岡山県倉敷市玉島1363
設立 1971年2月1日
業種 輸送用機器
法人番号 8260001014172 ウィキデータを編集
事業内容

  • レース用部品の研究開発及び製造・販売
  • レースエンジンの研究開発及び製造・販売
  • 自動車用部品の研究開発及び製造・販売
  • エンジン燃焼効率・低燃費・低排ガスの研究開発
  • 航空機部品の製造
  • 産業機械の製造
代表者 代表取締役会長 戸田幸男
代表取締役社長 戸田憲吾
資本金 1,000万円
従業員数 40名
外部リンク https://www.toda-racing.co.jp/
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概要 編集

1971年に設立されたレーシングエンジンチューナーであり、日本のレース業界ではケン・マツウラレーシングサービスなどと並んだ老舗である。創業当初からホンダエンジンのチューニングを手がけていたことからホンダとの関係が深いが、他にトヨタBMW等のエンジンのチューニングも手がけている。また一般ユーザー向けのアフターパーツの販売も積極的に行っている。

レース活動 編集

創業当初よりFJ1300FL500など当時のジュニア・フォーミュラレース向けに独自のエンジン・シャシー等を供給していた。

1988年に全日本F3選手権に独自チームでの参戦を開始して以降、現在まで断続的に自社チームでF3へ参戦し続けており、無限・MF204エンジンの主要ユーザーとしてトムス童夢INGINGらと長年に渡り戦いを繰り広げている。特に2007年にMF204エンジンの開発元であるM-TECが全日本F3から撤退したため、2008年以降は同社が独自にエンジンを開発して参戦する形となった(2011年は参戦休止)。2013年からは完全自社製エンジンである「TR-F301」で全日本F3→全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦していたが、エンジン開発費用の問題等のため2020年を最後にTR-F301を用いての参戦を終了した[1]

日本のフォーミュラ4(F4)でも、同社がチューニングするホンダ・B18Cが2009年まで事実上のワンメイクエンジンとして使用されていた。2013年現在もF4用にエンジンの供給を継続している。また2015年に発足したFIA-F4選手権でも、ワンメイクシャシー(童夢・F110)用のギアボックスを供給している。そのほか、ホンダレーシングスクール鈴鹿のフォーミュラカー部門(HRS-Suzuka Formula)向けにも複数種類のエンジンを供給している。

SUPER GTではCars Tokai Dream28との関係が深く、同チームが走らせるムーンクラフト・紫電マクラーレン・MP4-12Cのエンジンメンテナンスを担当している[2]

脚注 編集

外部リンク 編集