手取川橋
北陸自動車道
編集歴史
編集1972年(昭和47年)10月に北陸自動車道の最初の開通区間となった小松インターチェンジ - 金沢西インターチェンジ間の道路橋として設けられた[2]。
手取川の河口部に位置しており、冬季波浪による飛来塩分の浸透や海岸浸食による橋脚基礎の洗堀、橋脚及び基礎部の摩耗損傷への追加対策のため、2005年(平成17年)11月から2007年(平成19年)3月まで補強工事が行われた[2]。
2023年(令和5年)5月から床版と橋桁を取り替える工事が実施されているが、コアジサシやイソコモリグモの生息地であるため、川の中に重機を入れず橋の上に新たな橋桁を渡して分割撤去と設置を繰り返す工法がとられている[3]。
諸元
編集石川県道157号松任寺井線
編集歴史
編集石川県道157号松任寺井線にかかる手取川橋は、1932年(昭和7年)に旧国道8号の道路橋として建設され[4][5](当時の工費は42万円[6])、同年10月2日に当時北陸一の橋として渡り初めが行われた[7]。その後、1934年(昭和9年)の大水害で1m嵩上げした。やがて2車線故に交通渋滞が酷くなり、上流に川北大橋および手取川大橋が完成したことで需要性が減少。後に拡幅の為橋台、歩道橋が完成している[6]。2014年(平成26年)10月27日に発生した交通事故では大きく損傷した[4]。
諸元
編集脚注
編集- ^ a b f17 石川県 - 中日本建設コンサルタント
- ^ a b c d 松田健治、津野康則「北陸自動車道手取川橋橋脚における塩害・洗堀・摩耗対策を勘案した補修・補強」 - 農業農村整備情報総合センター
- ^ 手取川橋工事、自然守る工法で改修 北陸道で中日本高速 - 2023年6月8日、北國新聞
- ^ a b c d 報文概要 - 国土交通省北陸地方整備局
- ^ a b 喜多義則、若林保美、有田哲也「B活荷重に対応したトラス橋(手取川橋)の床版補修工事」 - 土木学会第57回年次学術講演会
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 17 石川県』(1981年7月8日、角川書店発行)589頁。
- ^ 『愛蔵版 石川富山 昭和あのとき ストーリー編』(2014年8月5日、北國新聞社、富山新聞社発行)464頁。