日本高純度化学株式会社(にっぽんこうじゅんどかがく)は、電子部品の接点や接続部位に用いる貴金属めっき薬の専業化学メーカーである。電子部品・機器用向けのハイエンド品に重点を置いており、MPUをプリント配線基板に接合するときに使用される金メッキ用薬品において世界シェア約50%を占めるなど高シェアを誇る[1]

日本高純度化学株式会社
JAPAN PURE CHEMICAL CO.,LTD.
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 4973
2004年3月22日上場
略称 JPC
本社所在地 日本の旗 日本
179-0081
東京都練馬区北町三丁目10番18号
設立 1971年昭和46年)7月16日
業種 化学
法人番号 2011601007777 ウィキデータを編集
代表者 代表取締役会長兼社長 渡辺雅夫
資本金 12億8319万円
売上高 129億6956万円
(2020年3月期)
営業利益 10億34百万円
(2020年3月期)
純利益 8億58百万円
(2020年3月期)
純資産 1,113億05百万円
(2020年3月31日現在)
総資産 126億45百万円
(2020年3月31日現在)
従業員数 45人
(2020年3月31日現在)
決算期 3月31日
外部リンク https://www.netjpc.com/
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1971年創業、1999年にオーナーが競合企業に株式を売却しようとした際、現経営陣が富士銀行(現在のみずほ銀行)から調達した融資金・出資金を元手に実施した日本初のマネジメント・バイアウト(MBO)で知られている[1]

2002年に銀行の資金を回収するためJASDAQに上場、2005年に東京証券取引所市場第一部に上場した。これはMBO企業初であった[1]

人員は東京証券取引所プライム市場上場企業としては少数であり、研究開発に人員を割いている。新卒採用も理系に限定している[1]

沿革 編集

  • 1971年 日本高純度化学株式会社を設立(資本金1,000千円)。
  • 1999年 MBOを実施 (資本金813,000千円)。
  • 2002年 JASDAQ市場に上場、資本金を1,134,000千円に増資。
  • 2004年 東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2005年 東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 2019年 一般財団法人JPC奨学財団設立。
  • 2020年 JPC奨学財団を公益化。

脚註 編集

  1. ^ a b c d シンプル経営貫く小集団、日本高純度化学の真骨頂”. 東洋経済オンライン (2011年3月16日). 2021年4月3日閲覧。

外部リンク 編集