(う、: bhava[1]bhāvasatastitā)とは、何かが有る状態。対義語は。「う」と読むのは、「呉音」(ごおん)読みから。仏教では通常、漢字を呉音読みする。

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三有編集

(さんう、: trayo bhāvaḥ)(しばしば「さんぬ」と連音される[2])
生きものの生存状態、生存領域。十二因縁では第10番目の、欲界色界無色界三界衆生輪廻していく状態を指す。

四有編集

(しう、: catvāro bhāvaḥ)
衆生が輪廻転生する過程の、一サイクルを4つに分けて説明するもの。倶舎論 などに説かれている。

  1. 死んでから次の生を受けるまでの期間である中有(ちゅうう、antarā-bhava)
  2. それぞれの世界に生を受ける瞬間を意味する生有(しょうう、upapatti-bhava)
  3. 生を受けてから死ぬまでの一生の期間である本有(ほんぬ、pūrva-kāla-bhava)
  4. 死ぬ瞬間を意味する死有(しう、maraṇa-bhava)

存在編集

(: bhāvasatastitā)
存在するもの、ものが存在する状態、存在すること、存在、存在性。
についての仏教の考えは多様で、実体として存在する実有、車や林のように部分の集合体として存在する仮有(けう)・施設有(せせつう)、真俗二諦の考えを背景とした「世俗有」「勝義有」などがある。

出典編集

  1. ^ 有(ウ)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2018年2月2日閲覧。
  2. ^ 三有(さんぬ)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2018年2月2日閲覧。

関連項目編集