木南道孝記念陸上競技大会

木南道孝記念陸上競技大会(きなみみちたかきねんりくじょうきょうぎたいかい)は、例年5月に大阪市長居陸上競技場ヤンマースタジアム長居)と長居第2陸上競技場(ヤンマーフィールド長居)で行われる、大阪陸上競技協会主催の陸上競技大会である。

木南道孝記念陸上競技大会
主催 大阪陸上競技協会
創立 2014年
開催時期 5月
開催地 大阪府大阪市
競技場 長居陸上競技場
長居第2陸上競技場(投擲種目)
メイン競技場の長居陸上競技場
実施種目 トラック&フィールド競技

概要 編集

大阪陸上競技協会会長などを務めた110mハードル元日本記録保持者の木南道孝の功績を称え、2014年に創設された関西初の個人名を冠した陸上競技大会である[1]。木南道孝が現役時代ハードル選手だったこともあり、大会のメイン種目は日本ランキング上位者が出場する男子110mハードル、女子100mハードル、男女400mハードル。2013年までは大阪陸上競技選手権大会の中で、男子110mハードルと女子100mハードルの招待レース「木南道孝記念」が行われていた。

大会には日本ランキング上位者が出場する部のほか、大阪の若い世代の育成・強化が目的の高校生、中学生、小学生の部がある。

かつてはゴールデングランプリと日程が被っていたため、トップレベルの選手が分散される形になっていたが、2017年からはゴールデングランプリと被らなくなった。

2018年から日本グランプリシリーズの1つに格上げされた。グランプリ種目は男女の400mと400mハードル、男子110mハードルとハンマー投、女子100mハードル[2]。しかし2020年は延期。

グランプリ種目と大会記録 編集

男子 編集

種目 記録 選手 所属
400m 45秒81 若林康太 駿河台大学 2018
110mハードル 13秒57(-0.8) 大室秀樹 大塚製薬 2017
400mハードル 49秒58 エリック・クレイ フィリピン 2017
ハンマー投 68m63 墨訓煕 小林クリエイト 2018

女子 編集

種目 記録 選手 所属
400m 53秒78 川田朱夏 東大阪大学 2018
100mハードル 13秒19(+0.4) 鄭蕙林 韓国 2018
400mハードル 56秒40 久保倉里美 新潟アルビレックスRC 2014

大会一覧・男女ハードル種目歴代優勝者 編集

開催日 性別 100mハードル / 110mハードル 400mハードル 脚注
選手(所属) 記録(風速) 選手(所属) 記録
1 2014年5月11日 男子 矢澤航デサントTC) 13秒69(-0.7) 小西勇太住友電工 50秒30 [3]
女子 上田繭(大阪成蹊大学 13秒72(+0.2) 久保倉里美新潟アルビレックスRC 56秒40
2 2015年5月10日 男子 能登谷雄太(New Mode AC)
大室秀樹大塚製薬
13秒74(+1.0) 野澤啓佑ミズノTC) 50秒45 [4]
女子 紫村仁美(佐賀陸協) 13秒36(-0.1) 石塚晴子東大阪大学敬愛高等学校 58秒06
3 2016年5月8日 男子 矢澤航(デサントTC) 13秒62(-0.2) 田邉将大良(中央大学 49秒64 [5]
女子 木村文子エディオン 13秒25(+0.6) 芝田陽香(チームミズノアスレティック) 58秒18
4 2017年5月7日 男子 大室秀樹(大塚製薬) 13秒57(-0.8) エリック・クレイフィリピン 49秒58 [6]
女子 鄭蕙林(韓国 13秒24(-0.6) 吉良愛美アットホーム 57秒26
5 2018年5月6日 男子 増野元太ヤマダ電機 13秒64(+1.6) エリック・クレイ(フィリピン) 49秒68 [7]
女子 鄭蕙林(韓国) 13秒23(-0.5) 宇都宮絵莉長谷川体育施設 56秒84

脚注 編集

  1. ^ 伝説のハードラー顕彰「木南道孝陸上」を創設 5月に大阪で開催 大阪陸協”. 産経WEST(産経新聞) (2014年2月6日). 2015年5月28日閲覧。
  2. ^ 第5回木南道孝記念陸上競技大会”. 日本陸上競技連盟 (2018年5月4日). 2018年5月4日閲覧。
  3. ^ 第1回木南道孝記念陸上競技大会 リザルト (PDF, 561 KB) 大阪陸上競技協会 2017年4月14日閲覧
  4. ^ 第2回木南道孝記念陸上競技大会 リザルト (PDF, 525 KB) 大阪陸上競技協会 2017年4月14日閲覧
  5. ^ 第3回木南道孝記念陸上競技大会 リザルト (PDF, 549 KB) 大阪陸上競技協会 2017年4月14日閲覧
  6. ^ 第4回木南道孝記念陸上競技大会 リザルト (PDF, 789 KB) 大阪陸上競技協会 2018年5月4日閲覧
  7. ^ 第5回木南道孝記念陸上競技大会 リザルト (PDF, 317 KB) 日本陸上競技連盟 2018年5月6日閲覧

関連項目 編集

いずれも個人名を冠した陸上競技大会

外部リンク 編集