松嶋こよみ

日本の男性総合格闘家 (1992-)

松嶋 こよみ(まつしま こよみ、1992年10月8日 - )は、日本男性総合格闘家神奈川県横浜市出身。イマジナリー所属。

松嶋 こよみ
基本情報
本名 松嶋 朔
通称 現代MMAの申し子[1]
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1992-10-08) 1992年10月8日(32歳)
出身地 神奈川県横浜市
所属 AACC
→パンクラスイズム横浜
→イマジナリー
身長 170.2cm
体重 66kg
リーチ 172cm
階級 ライト級
フェザー級
バックボーン 極真空手
柔道
レスリング
キックボクシング
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来歴

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幼少期に極真空手を始め、中学時代までに柔道レスリングキックボクシングと様々な格闘技を習った[2]。中学卒業後はレスリングの名門校である京都府立網野高校に進み、特待生として東洋大学に進学したが、本格的に総合格闘家を目指すため3年次で中退し、AACCでトレーニングを積んだ[2]

2014年に関東アマチュア修斗選手権ウェルター級(-70kg)[3]、ならびに全日本アマチュア修斗選手権ウェルター級を制覇し[4]、プロに昇格した。

修斗

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2015年2月11日、修斗で高橋圭典を相手にプロデビュー戦を行い、試合開始からわずか10秒でKO勝ち[5]

2015年12月20日、修斗の新人王決定トーナメントウェルター級決勝で荒川大輔と対戦し、1R16秒でKO勝ち[6]。同年度のウェルター級新人王を獲得した[7]

2016年4月8日、PXC 53でロランド・ディと対戦。1R開始早々にカウンターの左フックを浴び、23秒でKO負け。キャリア初黒星を喫した。

パンクラス

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2016年9月11日、パンクラス初参戦となったPANCRASE 280でフェザー級ランキング5位の牛久絢太郎と対戦し、3Rにキムラロックで一本勝ち。

2016年12月18日、PANCRASE 280で元フェザー級キング・オブ・パンクラシストのマルロン・サンドロと対戦。1Rに右フックでダウンを奪われると、肘打ち、パウンドの連打を浴びてTKO負け。

2017年4月23日、PANCRASE 286で内村洋次郎と対戦し、3-0の判定勝ち。この試合の後、練習拠点をAACCからパンクラスイズム横浜へ移した[8]

2017年8月20日、PANCRASE 289で粕谷優介と対戦し、3-0の判定勝ち。

2017年12月10日、PANCRASE 292でフェザー級ランキング3位のカイル・アグォンと対戦し、3-0の判定勝ち。

2018年4月15日、PANCRASE 295のフェザー級暫定王座決定戦でフェザー級ランキング3位のISAOと対戦。ケージ際の攻防の最中、片膝をマットについていたISAOの顔面へ膝蹴りを当ててしまい、骨折の疑いにより試合続行不可能となったため反則負け[9]

ONE Championship

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2018年9月22日、ONE Championship初参戦となったONE Championship: Conquest of Heroesで前フェザー級王者のマラット・ガフロフと対戦し、1Rに右フックでダウンを奪い、追撃のパウンドでTKO勝ち。

2019年8月2日、One Championship: Dawn of HeroesのONE Championship世界フェザー級タイトルマッチで王者のマーティン・ニューイェンに挑戦し、2RにパウンドでTKO負け。王座獲得に失敗した。

2020年12月4日、One Championship: Big Bangでフェザー級ランキング5位のゲイリー・トノンと対戦し、判定負け[10]

Road to UFC

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2022年6月9日、Road to UFC: Singapore英語版に参戦。トーナメント一回戦でホン・ジュンヨンと対戦し、2-1の判定勝ちを収め準決勝に進出した[11]

2024年1月21日、TOP BRIGHTS.1でRIZINに参戦しているカルシャガ・ダウトベックと対戦し、左の肘打ちを受けてダウンし、そのままパウンドで1R TKO負けを喫した[12]

戦績

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プロ総合格闘技

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総合格闘技 戦績
22 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
15 9 1 5 0 0 0
7 4 0 2 1
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ソドノムドルジ・プレブドルジ 2R 2:47 KO(ボディへの膝蹴り) GLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj」 2024年7月12日
× カルシャガ・ダウトベック 1R 4:41 TKO(左ストレート→パウンド) TOP BRIGHTS.1 2024年1月21日
劉獅 1R 1:54 TKO(右フック→サッカーボールキック) DEEP 114 IMPACT 2023年7月2日
× イー・ジャー 5分3R終了 判定1-2 Road to UFC: Singapore英語版
【トーナメント 準決勝】
2022年10月23日
ホン・ジュンヨン 5分3R終了 判定2-1 Road to UFC: Singapore英語版
【トーナメント 1回戦】
2022年6月9日
× ゲイリー・トノン 5分3R終了 判定0-3 One Championship: Big Bang 2020年12月4日
キム・ジェウォン 3R 0:24 TKO(パウンド) ONE Championship: Warrior's Code 2020年2月7日
× マーティン・ニューイェン 2R 4:40 TKO(パウンド) ONE Championship: Dawn of Heroes
【ONE世界フェザー級タイトルマッチ】
2019年8月2日
クォン・ウォンイル 5分3R終了 判定3-0 ONE Championship: Legendary Quest 2019年6月15日
マラット・ガフロフ 1R 2:41 TKO(右フック→パウンド) ONE Championship: Conquest of Heroes 2018年9月22日
× ISAO 1R 4:34 反則(グラウンドでの顔面膝蹴り) PANCRASE 295
【パンクラスフェザー級暫定王座決定戦】
2018年4月15日
カイル・アグォン 5分3R終了 判定3-0 PANCRASE 292 2017年12月10日
粕谷優介 5分3R終了 判定3-0 PANCRASE 289 2017年8月20日
内村洋次郎 3分3R終了 判定3-0 PANCRASE 286 2017年4月23日
× マルロン・サンドロ 1R 2:51 TKO(肘打ち連打→パウンド) PANCRASE 283 2016年12月18日
牛久絢太郎 3R 3:11 キムラロック PANCRASE 280 2016年9月11日
× ロランド・ディ 1R 0:23 KO(左フック) PXC 53 2016年4月8日
荒川大輔 1R 0:16 KO(右アッパー) 修斗 インフィニティリーグ2015 フェザー級最終戦
【修斗新人王決定トーナメント ウェルター級 決勝戦】
2015年12月20日
藤石義和 2R 0:43 KO(左ハイキック) 修斗 闘裸男16 TORAO/TOKYO 2015年9月21日
エリック・ガトマン 1R 3:06 KO(バスター) PXC 49 2015年8月7日
デーブ・レダック 1R 0:19 TKO(パンチ連打) Hybrid Pro Series 3 2015年5月2日
高橋圭典 1R 0:10 KO(右ストレート→パウンド) 修斗 SHOOTO GIG TOKYO Vol.18 2015年2月11日

アマチュア総合格闘技

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
山田太一 3分2R終了 判定3-0 第21回全日本アマチュア修斗選手権大会
【ウェルター級 決勝戦】
2014年10月12日
摩嶋一整 4分1R終了 判定3-0 第21回全日本アマチュア修斗選手権大会
【ウェルター級 準決勝戦】
2014年10月12日
越野圭吾 1R 2:17 TKO(レフェリーストップ) 第21回全日本アマチュア修斗選手権大会
【ウェルター級 2回戦】
2014年10月12日
津川浩平 4分1R終了 判定3-0 第21回全日本アマチュア修斗選手権大会
【ウェルター級 1回戦】
2014年10月12日
笹晋久 3分2R終了 判定3-0 第13回関東アマチュア修斗選手権大会
【ウェルター級 決勝戦】
2014年7月6日
三原和也 4分1R終了 判定3-0 第13回関東アマチュア修斗選手権大会
【ウェルター級 準決勝戦】
2014年7月6日
伊藤博剛 1R 3:51 スリーパーホールド 第13回関東アマチュア修斗選手権大会
【ウェルター級 2回戦】
2014年7月6日
佐須啓祐 4分1R終了 判定3-0 第13回関東アマチュア修斗選手権大会
【ウェルター級 1回戦】
2014年7月6日

獲得タイトル

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表彰

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  • 修斗ウェルター級新人王 技能賞(2015年)

脚注

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  1. ^ 【パンクラス】“現代MMAの申し子”松嶋こよみがISAOを破ったアグオンと激突”. イーファイト (2017年11月4日). 2019年6月15日閲覧。
  2. ^ a b 【PXC53】ナチュラル・ボーン・MMAファイター松嶋こよみ、フィリピン格闘技界のサラブレッドと対戦”. MMAPLANET (2016年4月5日). 2018年9月25日閲覧。
  3. ^ アマ修斗 7/6 関東選手権 試合結果”. 日本修斗協会 (2014年7月7日). 2018年9月25日閲覧。
  4. ^ 10月12日 全日本選手権大会 試合結果”. 日本修斗協会 (2014年10月17日). 2018年9月25日閲覧。
  5. ^ 2015年2月11日 修斗ウェルター級『松嶋こよみ VS 高橋圭典』. YouTube. shootoofficial. 14 April 2015. 2018年9月25日閲覧
  6. ^ 2015.12.20 【プロフェッショナル修斗公式戦】~インフィニティリーグ2015フェザー級最終戦~ 『松嶋こよみ vs 荒川大輔』. YouTube. shootoofficial. 19 February 2016. 2018年9月25日閲覧
  7. ^ 2015年度 新人王決定戦 公式結果”. 日本修斗協会 (2015年1月16日). 2018年9月25日閲覧。
  8. ^ 【Pancrase289】粕谷優介と対戦、松嶋こよみ―01―「ボコボコにされる練習ができるのは、ここ」”. MMAPLANET (2017年8月16日). 2018年9月25日閲覧。
  9. ^ パンクラス 4.15 新木場スタジオコースト:砂辺光久、室伏シンヤとのシーソーゲーム制しストロー級王座防衛。松嶋こよみ、ISAOに反則負け。北岡悟「夏にフジテレビで会いましょう」”. バウトレビュー (2018年4月19日). 2018年9月25日閲覧。
  10. ^ ONE Championship 12.4 シンガポール:松嶋こよみ、ゲイリー・トノンの寝技に苦しみ判定負け。グレゴリアン、サワー、マスンヤネが衝撃勝利バウトレビュー 2020年12月5日
  11. ^ 【UFC】松嶋こよみが死闘制す! SASUKEがまさかの一本負け、風間敏臣が判定勝ち、緊急参戦・鹿志村仁之介がTKO負け、内田タケルが一本勝ち=「ROAD TO UFC」Day1GONG格闘技 2022年6月9日
  12. ^ 【TOP BRIGHTS】松嶋こよみが初回KO負け、カザフ強豪ダウトベックの強打に轟沈”. eFight【イーファイト】. 2024年6月15日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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