RIZIN FIGHTING FEDERATION

RIZIN FIGHTING FEDERATION(ライジン・ファイティング・フェデレーション)は、日本総合格闘技団体。略称はRIZINRIZIN FF

RIZIN FIGHTING FEDERATION
設立 2015年
主催 RIZIN FF事務局
株式会社ドリームファクトリーワールドワイド
本部 日本の旗 日本
東京都港区西麻布3-2-21 センチュリオン六本木タワー2階
代表者 榊原信行
サイト RIZIN公式サイト
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RIZIN FIGHTING FEDERATION
YouTube
チャンネル
活動期間 2015年10月2日 -
ジャンル スポーツ
登録者数 20.1万人
総再生回数 101,447,107 回
チャンネル登録者数、総再生回数は2020年7月30日時点。
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概要編集

かつて「PRIDE」を主催していたドリームステージエンターテインメント(DSE)の代表だった榊原信行により設立。他団体とは競合しないフェデレーション(協会)を理念としている[1]

総合格闘技(MMA)ルールが主体の大会ではあるが、K-1などのキックボクシングルール、シュートボクシングルール、MMAルールとキックルールを交互に行うミックスルール、グラップリングルールなど様々なルールの試合も行い、PRIDEには無かった女子格闘技も実施している[2]

団体名の「RIZIN」は、日本発の格闘技として「ライジング・サン」と「雷神」をミックスしたもの[3]

ナンバーシリーズの大会名について、RIZIN.1以降で開催当時にナンバーが付くようになったのは2018年の初大会であるRIZIN.10からで、それ以前の大会もそれに合わせて大会名がナンバーシリーズへ修正。ナンバーの前にドット (.) が入るのはPRIDEやDREAMに倣っている(例 RIZIN.20)。欧米向けの表記ではドットがないこともある(例 Rizin 20)。

歴史編集

設立会見編集

2015年10月8日に六本木ミッドタウンで設立会見が行われ、12月29日と31日に大会を開催して、フジテレビ系列での地上波放送とスカパー!でのペイ・パー・ビュー放送を行うこと、PRIDEのエースだったエメリヤーエンコ・ヒョードル桜庭和志ら参戦選手と高田延彦の統括本部長就任が発表された[4][5]。また、元検事の弁護士2名と元警視庁刑事部理事官がコンプライアンス担当に就任[6]日本レスリング協会がRIZINに協力する意向を表明した[4]

2015年(旗揚げ)編集

2015年12月29日から31日までの3日間に「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」を開催。29日と31日両日にフジテレビ系列で地上波録画中継され、スカパー!ではペイ・パー・ビュー生中継された[4]。また、アメリカでも現地時間の12月31日の朝10時からSpikeにて全米に録画中継された[7]。オープニングにはPRIDEのテーマ曲、試合グローブもPRIDEを想起させる青いグローブが使われ、高田延彦の太鼓佐藤大輔の製作による試合前の煽りVTR、立木文彦による煽りVTRのナレーションレニー・ハートによる入場コール、テレビ中継の出演者が小池栄子関根勤とPRIDE色が残る形でスタートした。29日と31日で「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」を開催し、キング・モーが優勝[8]

2016年編集

無差別級トーナメントをはじめとした重量級の試合を主軸に据えながら、9月に組まれたRENA vs. 山本美憂 を契機として、RENAを中心に女子の試合が多く組まれるようになる。年末の大会では那須川天心が29日、31日と中1日の連戦をやり遂げ鮮烈なRIZINデビューを飾った。9月25日から12月31日まで「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016」を開催し、ミルコ・クロコップが優勝[9]

2017年編集

UFCフライ級3位の実績を持っていた堀口恭司がUFCを離れ4月の大会からRIZINに参戦。7月からバンタム級トーナメントを開催し、元UFCファイターのイアン・マッコールやパンクラス王者の石渡伸太郎などが参戦、堀口が1回戦から決勝まで全試合KOか一本の完全決着による勝利で優勝を飾った。10月からはRIZIN初の女子トーナメントとなる女子スーパーアトム級トーナメントを開催し、RENA浅倉カンナなどが参戦、決勝で浅倉がRENAに勝利して優勝を勝ち取った。

2018年編集

この年から開催される大会がナンバーシリーズ化され、9月には台風に見舞われる中での開催となったにもかかわらず、那須川天心と堀口恭司がキックボクシングルールで対戦したRIZIN.13で過去最高の来場者数を記録。大晦日のRIZIN.14では、ボクシング元5階級制覇のフロイド・メイウェザーが電撃参戦し、那須川天心と対戦。他にもバンタム級と女子スーパーアトム級の初代王座決定戦が行われ、バンタム級は堀口恭司ダリオン・コールドウェルに、女子スーパーアトム級は浜崎朱加が浅倉カンナに勝利し、初代王者に輝いた。

2019年編集

1月の会見にて、高田延彦が統括本部長の任から離れるが、RIZINとの関係性は継続することを発表[10][11]。4月21日に開催されたRIZIN.15でライトヘビー級初代王座決定戦が行われ、キング・モーに勝利したイリー・プロハースカが初代王座を獲得した。7月28日のRIZIN.17では対戦を挑発していた朝倉未来矢地祐介が激突。8月18日に開催されたRIZIN.18では朝倉海が堀口恭司をKOで破る大番狂わせを起こした。12月29日にはBellator MMAの日本初進出大会BELLATOR JAPANが開催され、RIZINは開催をバックアップ。エメリヤーエンコ・ヒョードル の日本最終戦が行われ、Bellatorのスター選手、マイケル・ペイジマイケル・チャンドラーが出場した。また大晦日のRIZIN.20と併せて『RIZIN vs. Bellator』の5vs5による対抗戦が行われ、RIZIN2勝、Bellator3勝という結果に終わった。大晦日のRIZIN.20では、バンタム級王座決定戦が行われ、マネル・ケイプ朝倉海に勝利し、第2代バンタム級王者に輝いた。他には女子スーパーアトム級タイトルマッチも行われ、挑戦者のハム・ソヒが王者・浜崎朱加に勝利し、第2代女子スーパーアトム級王者に輝いた。RIZIN.19からRIZIN.20にかけて、2年ぶりのグランプリとなる「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019」ライト級トーナメントが行われ、激戦を勝ち抜いたトフィック・ムサエフが優勝を果たした。

2020年編集

2月22日に静岡県初進出となるRIZIN.21(浜松アリーナ)を開催。東海地方出身の選手などの試合が多く行われた。4月にRIZIN.22(横浜アリーナ)の開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大による、政府の大規模イベント自粛要請により、4月2日にYouTubeにて行われた緊急会見で榊原CEOより同大会と仙台で開催予定だったRIZIN.23が中止となったことが発表された。同会見では4,5,6月の開催は難しいことが告げられたが、榊原CEOはコロナウイルスの終息を条件として、夏に大型イベント(格闘五輪と呼ばれていた)の開催も検討していると話した。 また、3月の末にバンタム級王者であったマネル・ケイプがUFCと契約しRIZINから離脱した。 7月7日、YouTubeにて榊原信行CEOがインターネット会見を行い、8月9日と10日、ぴあアリーナMMにて、RIZIN.22RIZIN.23の2日連続開催を発表した。この2大会の開催に際して、クラウドファンディングで大会開催資金を募り、また、海外選手はビザ発給などの問題から、全選手日本人同士の対戦になる予定である。

ルール編集

RIZIN MMAルール編集

旧PRIDEルールに準拠し、グラウンドポジションの相手への踏みつけ、サッカーボールキック、4点ポジションでのヒザ蹴りが認められる(頭部・顔面への肘による攻撃は両者合意の際に認められる)。試合時間は、男女共に1ラウンド5分の3ラウンド制。延長戦は無く、試合時間内に決着がつかなければ、3名のジャッジによる判定で勝敗をつける。判定は、各ラウンドごとに判定するのではなく、試合全体を通したトータルの攻防を判断して下される。体重別階級を常設しておらず、各試合ごとに契約体重を決める。

RIZINキックボクシングルール編集

試合時間は3分3ラウンド制。肘による攻撃は認められない。首相撲など相手を掴んでの攻撃は1回は認められる。

王者・階級編集

階級 重量区分 王者 防衛回数
ライトヘビー級 93.0 kg未満 空位
バンタム級 61.0 kg未満 空位
女子スーパーアトム級 49.0 kg未満   ハム・ソヒ

RIZIN記録編集

  • 2020年1月現在[12]
記録 選手 記録数
最年少王者 マネル・ケイプ 26歳47日
最年長王者 浜崎朱加 37歳275日
最長王座在位 浜崎朱加 365日
最多試合 イリー・プロハースカ 12試合
最多勝利 イリー・プロハースカ 11回
最多フィニッシュ勝利 イリー・プロハースカ 10回
最多KO勝利 イリー・プロハースカ 10回
最多一本勝利 浜崎朱加 3回
最多判定勝利 山本美憂 6回
最多王座戦勝利 イリー・プロハースカ
浜崎朱加
2回
最多王座戦 浜崎朱加 3回
最多連続王座防衛 イリー・プロハースカ
浜崎朱加
1回
最多連勝 イリー・プロハースカ
堀口恭司
9試合
最速KO勝利 堀口恭司 9秒
最速一本勝利 シビサイ頌真 69秒
王座戦最速KO勝利 イリー・プロハースカ 115秒
王座戦最速一本勝利 浜崎朱加 574秒

大会一覧編集

大会名 開催年月日 会場 開催地 入場者数
RIZIN.23 - CALLING OVER - 2020年8月10日 ぴあアリーナMM  神奈川県横浜市
RIZIN.22 - STARTING OVER - 2020年8月9日
RIZIN.21 2020年2月22日 浜松アリーナ  静岡県浜松市 6,832人
RIZIN.20 2019年12月31日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 29,315人
BELLATOR JAPAN 2019年12月29日 15,160人
RIZIN.19 2019年10月12日 大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)  大阪府大阪市 5,098人
RIZIN.18 2019年8月18日 愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)  愛知県名古屋市 6,281人
RIZIN.17 2019年7月28日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 16,930人
RIZIN.16 2019年6月2日 神戸ワールド記念ホール  兵庫県神戸市 8,107人
RIZIN.15 2019年4月21日 横浜アリーナ  神奈川県横浜市 12,914人
RIZIN.14 2018年12月31日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 29,105人
RIZIN 平成最後のやれんのか! 7,498人
RIZIN.13 2018年9月30日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 27,208人
RIZIN.12 2018年8月12日 愛知県体育館  愛知県名古屋市 5,567人
RIZIN.11 2018年7月29日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 17,912人
RIZIN.10 2018年5月6日 マリンメッセ福岡  福岡県福岡市 7,910人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017
バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント Final ROUND
2017年12月31日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 18,316人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017
バンタム級トーナメント 2nd ROUND
2017年12月29日 15,539人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND
バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント -秋の陣-
2017年10月15日 マリンメッセ福岡  福岡県福岡市 7,732人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017
バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-
2017年7月30日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 17,730人
RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA- 2017年4月16日 横浜アリーナ  神奈川県横浜市 12,729人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016
無差別級トーナメント FINAL ROUND
2016年12月31日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 19,357人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016
無差別級トーナメント 2nd ROUND
2016年12月29日 16,642人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016
無差別級トーナメント 開幕戦
2016年9月25日 15,011人
RIZIN.1 2016年4月17日 名古屋市総合体育館(日本ガイシホール)  愛知県名古屋市 7,291人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 IZAの舞 2015年12月31日 さいたまスーパーアリーナ  埼玉県さいたま市 18,365人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 SARABAの宴 2015年12月29日 12,214人

RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX編集

大会 階級 優勝 準優勝 開催年月日
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2019 ライト級   トフィック・ムサエフ   パトリッキー・"ピットブル"・フレイレ 2019年12月31日
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級   堀口恭司   石渡伸太郎 2017年12月31日
女子スーパーアトム級   浅倉カンナ   RENA 2017年12月31日
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級   ミルコ・クロコップ   アミール・アリアックバリ 2016年12月31日
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 ヘビー級   キング・モー   イリー・プロハースカ 2015年12月31日

提携団体編集

以下は提携している一部の団体[13]

大会中継編集

テレビ中継編集

フジテレビが地上波での中継を担当している。基本的には深夜に関東ローカルで行われるが、大規模な大会や、大晦日の大会はゴールデンに一部生中継という形で行われる。

スカチャンではPPVでノーカット完全生中継が、3,240円で実施されている。また、年末の大会では、2大会分のセット料金(3,240円)で実施し、1大会分も通常時より安い価格(2,160円)で実施された。

インターネット中継編集

国内ではGYAO!がインターネット有料配信を実施し、大会終了後に全試合の無料配信も期間限定で実施している。日本以外の全世界に向けてはFite TVが配信を行なっている。 また、2020年のRIZIN.21においては、大会後に全試合をYouTubeで配信し、他にも過去大会のベストファイトを配信している。

実況・解説編集

高田延彦がメインキャスター兼解説者を担当(2018年のRIZIN.14まで統括本部長も担当)、格闘技番組FUJIYAMA FIGHT CLUBのMCを務める、おのののか朝比奈彩も高田と共にメインキャスターを務めている。

解説者は、高田以外にも高阪剛中井祐樹川尻達也佐藤ルミナ藤井惠が務めている。

実況は、フジテレビのアナウンサー鈴木芳彦田淵裕章小穴浩司とフリーアナウンサーの矢野武市川勝也高橋大輔が担当している。

旗揚げ時から2016年までは、メインキャスターに小池栄子を起用していた。

スタッフ編集

レフェリー編集

なお、福田、梅木、豊永は日本MMA審判機構(JMOC)を設立し、和田は同機構の相談役である。機構はRIZINの競技運営に協力している。

リングアナウンサー編集

脚注編集

外部リンク編集