松永 泰行(まつなが やすゆき、1963年8月- )は、日本政治学者東京外国語大学総合国際学研究院(国際社会部門・国際研究系)教授。学位は、博士(政治学)ニューヨーク大学[1]。専門は、国際政治学比較政治学イランを中心とした西アジア地域研究福岡県福岡市生まれ。

学歴 編集

職歴 編集

研究業績 編集

  • 「『イラン危機』は誰にとってのどのような危機か―通時的関係性の錯綜と境界―」、松永泰行(編)『「境界」に現れる危機』岩波書店(グローバル関係学 2)、2021年、87-108.
  • 松永泰行「トランプ政権とイラン核合意の行方 : 米国単独離脱とその影響 (中東の新たな課題)」『国際問題』第671号、日本国際問題研究所、2018年5月、5-16頁、ISSN 0452-3377NAID 40021602490 
  • 「イランにおける制度的弾圧と一般国民―抑圧的体制下の争議政治としての競合的選挙―」、酒井啓子(編)『途上国における軍・政治権力・市民社会』晃洋書房、2016年、262-279.
  • 「革命後イランにおける「ナショナル・アイデンティティ」―イラン・ネイションの「イスラーム革命」」、酒井啓子臼杵陽(編)『イスラーム地域の国家とナショナリズム』東京大学出版会、2005年、105-124.
  • 「イランの地方行政制度と新州設立をめぐる政治プロセスの動態」、伊能武次松本弘(編)『現代中東の国家と地方(II)』日本国際問題研究所、2003年、27-52.
  • 松永泰行「ホメイニー師以後のヴェラーヤテ・ファギーフ論の発展とそれを巡る論争」『オリエント』第42巻第2号、日本オリエント学会、1999年、61-79頁、doi:10.5356/jorient.42.2_61ISSN 0030-5219NAID 130000841579 
  • 松永泰行「アッラーマ・マジュリスィー記念学会に見るシーア派イスラーム研究の動態」『オリエント』第43巻第1号、日本オリエント学会、2000年、186-190頁、doi:10.5356/jorient.43.186ISSN 0030-5219NAID 130000841601 
  • 松永泰行「イスラーム政体における「統治の正当性」の問題に関する現代イラン的展開」『オリエント』第44巻第2号、2001年、87-103頁、doi:10.5356/jorient.44.2_87ISSN 0030-5219NAID 110000131649 
  • 松永泰行「イスラーム体制下における宗教と政党」『日本比較政治学会年報』第4巻、日本比較政治学会、2002年、67-95頁、doi:10.11193/hikakuseiji1999.4.67NAID 130004255271 
  • 松永泰行「試される「デモクラシー」―イラン・イスラーム共和国とブッシュ政権」国立民族学博物館地域研究企画交流センター『地域研究』第6巻第1号(2004年)、109-118頁、ISSN 13495038
  • 松永泰行「序論 国際政治のなかの中東―研究の視座と課題―」『国際政治』第2005巻第141号、日本国際政治学会、2005年、1-9,L5、doi:10.11375/kokusaiseiji1957.141_1ISSN 0454-2215NAID 130004303415 
  • 松永泰行「危機に瀕するイスラーム法学者の統治 (特集 イラン--革命から30年目の危機)」『アジ研ワールド・トレンド』第15巻第10号、日本貿易振興機構アジア経済研究所、2009年10月、16-18頁、ISSN 13413406NAID 120006946873 
  • 松永泰行「イランの戦略文化と覇権問題―原則的抗米姿勢と抑止力追求の背景」『国際政治』第2012巻第167号、日本国際政治学会、2012年、167_42-56、doi:10.11375/kokusaiseiji.167_42ISSN 0454-2215NAID 130004958652 
  • 松永泰行「ロウハーニー後のイランとバイデン政権―対イラン制裁とイラン核合意の行方 (アメリカの政権移行と中東国際関係)」『国際問題』第702号、日本国際問題研究所、2021年8月、32-39頁、ISSN 0452-3377NAID 40022681128 

その他の活動 編集

学部生時代は軽音楽部(ジャズ研)に所属。大学院中退後、アケタの店(昼の部)、新宿ピット・イン(朝の部)、市川りぶるなどでトリオ演奏。

1991年の湾岸戦争直後に自主制作のCD[2]をリリースした。

ニューヨーク大学留学中の1995~1996年頃、イースト・ヴィレッジの日本食レストランで週に一回、ジャズ演奏(ベースとのデュオ)をしていた。

脚注 編集

外部リンク 編集