河内 将芳(かわうち まさよし、1963年8月[1] - )は、日本歴史学者奈良大学教授。専門は日本中世史。室町戦国期織豊政権下の京都についての著作が多い。またこれまで体系的に研究されてこなかった、豊臣秀吉秀頼父子の造立した方広寺大仏(京の大仏)についての研究を行っている。

略歴

編集

著書

編集

単著

編集
  • 『中世京都の民衆と社会』思文閣史学叢書 2000
  • 『中世京都の都市と宗教』思文閣出版 2006
  • 祇園祭と戦国京都』角川叢書 2007 / 改訂版 法藏館文庫 2021
  • 秀吉の大仏造立 シリーズ権力者と仏教』法藏館 2008
  • 『信長が見た戦国京都 -城塞に囲まれた異貌の都-』洋泉社歴史新書 2010 / 法藏館文庫 2020
  • 『祇園祭の中世 -室町・戦国期を中心に-』思文閣出版 2012
  • 日蓮宗と戦国京都』淡交社 2013
  • 『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』吉川弘文館 2014
  • 『絵画史料が語る祇園祭 -戦国期祇園祭礼の様相-』淡交社 2015
  • 『落日の豊臣政権 -秀吉の憂鬱、不穏な京都-』吉川弘文館 2016
  • 『戦国京都の大路小路』戎光祥出版 2017
  • 『宿所の変遷からみる 信長と京都』淡交社 2018
  • 戦国仏教と京都 -法華宗・日蓮宗を中心に-』法藏館 2019
  • 『室町時代の祇園祭』法藏館 2020
  • 『大政所と北政所-関白の母や妻の称号はなぜ二人の代名詞になったか-』戎光祥出版 2022
  • 『秀吉没後の豊臣と徳川 -京都・東山大仏の変遷からたどる- 』淡交社 2023
  • 『都市祭礼と中世京都-表象と実像-』法藏館2024

共著・監修

編集
  • 『城から見た信長』千田嘉博,下坂守,土平博共著 ナカニシヤ出版 奈良大ブックレット 2015
  • 『ビジュアル版京都1000年地図帳 古代から明治まで、地図と写真で巡る世界文化遺産』山田邦和共監修 宝島社 別冊宝島 2015

自治体史

編集
  • 『今津町史 第1巻 古代・中世』滋賀県今津町 1997
  • 『蒲生町史 第四巻 史料編』滋賀県蒲生町 2001
  • 『今津町史 第4巻 資料』滋賀県今津町 2003
  • 『秦荘の歴史 第1巻 古代・中世』滋賀県秦荘町 2005
  • 『近江愛知川町の歴史 第1巻 古代・中世編』滋賀県愛知川町 2005
  • 『甲賀市史編纂叢書 第三集 油日神社関係文書調査報告書』滋賀県甲賀市 2007
  • 『近江日野の歴史 第二巻 中世編』滋賀県日野町 2009
  • 『近江日野の歴史 第八巻 史料編』滋賀県日野町 2010
  • 『甲賀市史 第二巻 甲賀衆の中世』滋賀県甲賀市 2012
  • 『近江八幡の歴史 第五巻 商人と商い』滋賀県近江八幡市 2012
  • 『近江八幡の歴史 第六巻 通史Ⅰ 歴史のあけぼのから安土城まで』滋賀県近江八幡市 2014
  • 『近江日野の歴史 第九巻 絵図・要覧編』滋賀県日野町 2015

論文

編集

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.310

参考

編集

外部リンク

編集