XLレコーディングス (XL Recordings) は、イギリスインディーレコードレーベル1989年エレクトロニック・ダンス・ミュージックのレーベルとしてスタート、その後他のジャンルを手掛けるようになりインディー・ロックからヒップホップまで様々なアーティストが所属している。傘下レーベルにヤング・タークス(Young Turks)を擁する。

XLレコーディングス
XL Recordings
親会社ベガーズ・グループ
設立1989年
設立者Tim Palmer
Richard Russell
Nick Halkes
ジャンルエレクトロニック・ダンス・ミュージック
インディーロック
ヒップホップ
イギリスの旗 イギリス
本社所在地ロンドン
公式サイトwww.xlrecordings.com

概要 編集

 
レーベル初期を代表するアーティストのプロディジー

リチャード・ラッセル (Richard Russell)、ニック・ホークス (Nick Halkes)、ティム・パーマー (Tim Palmer) の3人がベガーズ・バンケット・レコードと共同で1989年に設立(ホークスは1993年に、パーマーは1994年にそれぞれ離脱)。ラッセルとホークスはレイブデュオ、キックス・ライク・ア・ミュール (Kicks Like a Mule) のメンバーでもある。初期はプロディジーをはじめとして、ベルギー・テクノブレイクビーツドラムンベースなどダンス音楽に特化したラインアップであったが、90年代後半からはフリーク・フォーク、オルタナティヴ・ロックヒップホップなど他のジャンルにも手を広げ、現在の所属アーティストは多様な顔ぶれとなっている。

日本では、当初avex traxソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズソニー・ミュージックレコーズワーナーミュージック・ジャパンから日本盤のCDが発売されていた。現在はビートインクを通じて日本盤CDの販売を行っている。

2006年6月レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークのソロ・アルバム『ジ・イレイザー』がリリースされ、全米2位、全英3位、カナダ2位を記録した。2007年10月にはレディオヘッドもXLと契約し、同年末にアルバム『イン・レインボウズ』がリリースされた。

2011年アデルの2ndアルバム『21』をリリースし、19カ国で1位を記録する。第54回グラミー賞で最優秀アルバム賞・最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞、収録曲「Rolling in the Deep」で最優秀レコード賞・最優秀楽曲賞・最優秀短編音楽ビデオ賞を受賞した[1]

主なアーティスト 編集

 
ザ・ホワイト・ストライプス
 
レディオヘッド
 
ヴァンパイア・ウィークエンド
 
アデル

XL Recordings 編集

過去のアーティストを含む

Young Turks 編集

過去のアーティストを含む

脚注 編集

関連リンク 編集

外部リンク 編集