生理学(せいりがく、英語: physiology)は、生命現象を機能の側面から研究する[1][2]生物学の一分野。フランスの医師生理学者であるジャン・フェルネルフランス語版英語版によりこの用語が初めて導入された。

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概要編集

形態的側面からアプローチする解剖学形態学と対置される。原則として一個体を扱う分野であるので、遺伝現象を扱う分子生物学は含まない。また異常な生理状態を調べる病理学と対義的に用いられることもある。生理は正常の状態の意味(←→反対が病理)

広義に解釈すると、生命現象のありのままを研究する生理学は、生物学と同義と言えよう。生物学でもっとも栄誉ある賞がノーベル生理学・医学賞であることが端的な例である。近年では生物学の各分野の融合が進み、生化学分子生物学の各領域との境目が曖昧になりつつある。

歴史編集

古くは動物生理学植物生理学に分類されていたが、現在では動物生理学のことを生理学と呼ぶことが多い。ホルモンなどの内分泌を研究する内分泌生理学細胞内の現象を扱う細胞生理学神経に注目する神経生理学、また特に神経の電気応答を計測する電気生理学大脳の機能に特化した大脳生理学歯科口腔領域の生理学的特徴を研究する口腔生理学などの分野がある。

関連分野編集

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ 生理学の動向と展望 1.はじめに (平成9年6月20日)”. 日本学術会議 生理学研究連絡委員会 (1997年6月20日). 2002年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月24日閲覧。
  2. ^ 各大学の医学系講座における生理学の定義をまとめてある。生物学って?”. 滋賀医科大学第一生理学講座. 2002年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月24日閲覧。

外部リンク編集