田辺中継局(たなべちゅうけいきょく)は、和歌山県西牟婁郡白浜町田辺市にある地上デジタルAMラジオコミュニティ放送中継局である。
地上波デジタル移行前はアナログテレビも存在した。 (なおFMラジオについては同地区にある槇山中継局を参照の事)

中継局概要 編集

デジタルテレビ 編集

リモコン
キーID
放送局 物理
チャンネル
空中線電力 ERP 放送対象
地域
放送区域
内世帯数
偏波面
1 NHK
和歌山総合
23ch 10W 125W 和歌山県 約31,000世帯 水平偏波
2 NHK
大阪教育
13ch 全国
4 MBS
毎日放送
47ch 87W 近畿広域圏
5 WTV
テレビ和歌山
24ch 和歌山県
6 ABC
朝日放送テレビ
15ch 89W 近畿広域圏
8 KTV
関西テレビ放送
17ch
10 ytv
讀賣テレビ放送
14ch

アナログテレビ 編集

2011年7月24日をもって放送終了、廃局

チャンネル 放送局名 空中線電力 ERP 放送対象
地域
放送区域
内世帯数
偏波面
50ch NHK
和歌山総合
映像100W/
音声25W
映像1.15kW/
音声290W
和歌山県 約-世帯 水平偏波
52ch NHK
大阪教育
全国
54ch MBS
毎日放送
映像1.1kW/
音声270W
近畿広域圏
56ch WTV
テレビ和歌山
和歌山県
58ch ABC
朝日放送
近畿広域圏
60ch KTV
関西テレビ放送
62ch ytv
讀賣テレビ放送
  • NHK和歌山総合は2ch、MBSは4ch、WTVは5ch、ABCは6ch、KTVは8ch、ytvは10ch、NHK大阪教育は12chに設定されていた。

AMラジオ 編集

周波数 放送局名 中継局名 コールサイン 空中線電力 放送対象
地域
放送区域
内世帯数
1161kHz NHK
大阪第1
田辺 なし[1] 100W 近畿広域圏 約-世帯
1233kHz WBS
和歌山放送
田辺白浜 JOVL 和歌山県
1602kHz NHK
大阪第2
田辺 なし[2] 全国

コミュニティ放送 編集

周波数 放送局名 コールサイン 空中線電力 ERP 放送対象
地域
放送区域
内世帯数
偏波面
88.5MHz FM TANABE JOZZ7BI-FM 20W 26W 田辺市 28,316世帯 -

所在地 編集

デジタル・アナログテレビ 編集

  • 西牟婁郡白浜町字平草原 「ホテルグリーンヒル白浜」東隣り

南紀白浜空港移転拡張に伴い、鉄塔が航空法の関係で短縮された。
その関係で、かつてテレビ和歌山のみ置局されていた槇山中継局が、受信障害対策として、大阪民放テレビ4局、NHK2波の放送を始めた。   

AMラジオ 編集

  • NHK:田辺市秋津町 「会津小学校」北西
  • WBS:田辺市新庄町 「南和歌山医療センター」北西

コミュニティ放送 編集

  • FM TANABE 田辺市朝日ヶ丘23-1 「和歌山県西牟婁総合庁舎」

放送エリア 編集

歴史 編集

下記に記載のない局の開局時期は不明。

デジタルテレビ 編集

アナログテレビ 編集

  • 1964年4月1日、NHK大阪放送局が中継局を開局。総合はVHF2ch、教育はVHF12chだった(後にUHFへ切り替え)。
  • 1968年4月1日、在阪広域民放4局の中継局が開局。
  • 1971年10月1日、NHK総合は大阪局から和歌山局へ移管。
  • 1974年4月1日、テレビ和歌山が開局。

AMラジオ 編集

  • 1957年5月21日 NHK田辺ラジオ中継放送所(第1放送(コールサイン:JOBT))が開局。
  • 1959年4月1日 WBS和歌山放送・田辺白浜放送局(コールサイン:JOVL・出力:100W)が開局。
  • 1978年11月23日 AMラジオ放送の周波数が、10kHz間隔から9kHz間隔に変更された。当中継局の各放送局の周波数も、現在の周波数に変更された。

コミュニティ放送 編集

脚注 編集

  1. ^ JOBTが付与されていたが、廃止。
  2. ^ JOTDが付与されていたが、廃止。
  3. ^ 田辺中継局のエリア 総務省 近畿総合通信局
  4. ^ 兵庫県・和歌山県の地上デジタルテレビ放送中継局に予備免許 総務省 近畿総合通信局、2008年12月11日
  5. ^ 滋賀・京都・兵庫・和歌山の地上デジタルテレビ放送中継局に予備免許 総務省 近畿総合通信局、2009年1月29日
  6. ^ 和歌山県田辺市のコミュニティ放送局に予備免許を交付 総務省 近畿総合通信局、2009年7月23日

関連項目 編集