周至県(しゅうし-けん)は、中華人民共和国陝西省西安市に位置する。旧称は盩厔(ちゅうちつ)県であり、1964年に改名した(盩・周はzhōu、厔・至はzhìで同音)。いわゆる関中地区にあり、南に秦嶺山脈を控え、北の渭水に面している。盩厔とは山河が曲がりくねっているという意味である。

中華人民共和国 陝西省 周至県
大秦塔
大秦塔
大秦塔
旧称:盩厔
西安市中の周至県の位置
西安市中の周至県の位置
西安市中の周至県の位置
簡体字 周至
繁体字 周至
拼音 Zhōuzhì
カタカナ転写 ヂョウヂー
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
陝西
副省級市 西安市
行政級別
面積
総面積 2,974 km²
人口
総人口(2003) 63 万人
経済
電話番号 029
郵便番号 710400
ナンバープレート 陝A
行政区画代碼 610124
公式ウェブサイト http://www.zhouzhi.gov.cn/

地理

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東経107°39'から108°37'・北緯33°42'から34°14'に位置し、温帯大陸性モンスーン気候。年平均気温は13.2℃、降水量は674.3mm、日照時間は1993.7時間、霜のおりない日は225日。

歴史

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前漢武帝の時代に盩厔県として設置された。後漢により一時廃止されたが、西晋により再設置され現在に至る。山水の趣が優れているとされたことから山曲を表す「盩」と水曲を表す「厔」が件名に採用された。

唐代に至るまで畿内の県として重要視され、京兆郡の管轄とされた。806年元和元年)、白居易が県尉として赴任しており、『長恨歌』が詠まれたのもこの時期とされている。

南西部の秦嶺山脈の山中にある老県城村は1922年まで仏坪県の県城であった[1]

伝統工芸としては刺繍が有名であり「刺繍の郷(刺绣之乡)」の異称を有す。

行政区画

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  • 街道:二曲街道
  • 鎮:唖柏鎮、終南鎮、馬召鎮、集賢鎮、楼観鎮、尚村鎮、広済鎮、厚畛子鎮、青化鎮、竹峪鎮、翠峰鎮、四屯鎮、司竹鎮、九峰鎮、富仁鎮、駱峪鎮、陳河鎮、板房子鎮、王家河鎮

交通

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周至県は東に西安市街、西に宝鶏市に接し、南に漢中市、北へは楊陵区に通じている。310国道が東西に通り隴海鉄路が並行している。108国道は南北に縦貫し、西宝高速公路と連なっており、西安咸陽国際空港へは北に50キロメートル。

観光

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物産

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  • キウイフルーツ
  • 刺繍 - 気候の温和なことからの栽培及び養蚕が盛んとなり、生糸で絹織物を作り出す。周至刺繍は秦繍を代表する。

脚注

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  1. ^ 第四节 老县城省级自然保护区”. dfz.shaanxi.gov.cn. 2024年5月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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