真夜中の太陽」(まよなかのたいよう)は谷山浩子作詞・作曲の楽曲を原案とし、劇団「青年団」の工藤千夏により戯曲化された同名の舞台作品。本作の原案である同名の楽曲作品についても本項で扱う。

舞台

編集

真夜中の太陽』は、谷山浩子の同名の楽曲をモチーフに、工藤千夏が舞台化。2009年11月4日初日のプラチナ・ペーパーズ「ラフカット2009」第二話が初演。

「ラフカット」で上演したオリジナルは35分の作品だが、「うさぎと猫の芝居小屋」バージョンは約50分の作品であり、高校演劇コンクールのために約55分に改編したバージョンもある[1]。劇団民藝版は、役名も変えて約80分の作品として更に改編されている。

工藤千夏演出版

編集

2009年 - 2011年

キャスト

編集
ケイコ
演 - 多田慶子(2009年版、2010年版)
白鶴(はくつる)高等女学院学生
ジェームズ・マービン
演 - ジェイソン・ハンコック
英語教師
タカコ先生
演 - 山藤貴子
国語教師
イソコ
演 - 礒瑚子(2009年版)
同級生
トモコ
演 - 江幡朋子
同級生
ヒカル
演 - 小川ひかる(2010年版、2011年版)
同級生
アイコ
演 - 恩田愛
同級生
アツコ
演 - 加藤充華
同級生・ピアノを弾く
ミチコ
演 - 加藤道子
同級生・級長
マナ
演 - 神岡磨奈
同級生
ハッチャン
演 - 澤山佳小里
同級生
ミナミ
演 - 白川美波(2009年版、2010年版)
同級生
マイコ
演 - 中村まい
同級生
マサミ
演 - 中村真沙海
同級生
ナオコ
演 - 松本奈緒
同級生

スタッフ

編集
原案・音楽:谷山浩子
作・演出:工藤千夏(青年団演出部)
公演日 公演名 会場 備考
2009年11月4日 - 8日 プラチナ・ペーパーズ「ラフカット2009」[2] 全労済ホール/スペース・ゼロ東京都渋谷区 第二話
2010年5月19日 - 22日 国境なき楽団協力企画≫ 交感ひろば@SPACE ZERO 〜ミュージック&ドラマ ウィーク〜
谷山浩子 Presents うさぎと猫の芝居小屋 Vol.1[3]
全労済ホール/スペース・ゼロ東京都渋谷区 第2話
2011年8月20日 - 21日 うさぎと猫の芝居小屋vol.2「真夜中の太陽」-カメリアバージョン- カメリアホール(東京都江東区

2013年 - 2024年

キャスト

編集
ハツエ
演 - 日色ともゑ(2013年版、2015年版)、中地美佐子・石村みか(2024年版・ダブルキャスト)
白鶴(はくつる)女学院学生
アキ
演 - 望月香奈(2013年版)、森田咲子(2015年版)、加來梨夏子(2024年版)
同級生・級長
ユキ
演 - 八木橋里紗(2013年版、2015年版)、井上晶(2024年版)
同級生
トミコ
演 - 山田志穂(2013年版)、藤巻るも(2015年版)、日髙里美(2024年版)
同級生
ミツ
演 - 大黒谷まい(2013年版)、長木彩(2015年版)、齊藤みのり(2024年版)
同級生
サト
演 - 田口かすみ(2013年版)、野田香保里(2015年版)、石川桃(2024年版)
同級生
フミヨ
演 - 齊藤詩織(2013年版)、水野明子(2015年版)、紺野紗耶香(2024年版)
同級生
サチ
演 - 平山晴加(2013年版)、加塩まり亜(2015年版)、植野結衣(2024年版)
同級生
ヨシエ
演 - 山内さとみ(2013年版)、金井由妃(2015年版)、手倉森恋歌(2024年版)
同級生
キヌコ
演 - 野田香保里(2013年版)、平山晴加(2015年版)、向井萌々香(2024年版)
同級生
アツコ
演 - 高木理加(2013年版、2015年版)、加塩まり亜(2024年版)
同級生・作曲、ピアノを弾く
カヅコ
演 - 金井由妃(2013年版)、神保有輝美(2015年版)、船津優舞(2024年版)
同級生
山岸タカコ
演 - 中地美佐子(2013年版)、石巻美香(2015年版)、野田香保里(2024年版)
古典教師
ジェームス矢島
演 - 齊藤尊史(2013年版)、神敏将(2015年版)、橋本潤(2024年版)
英語教師
小河原和臣
演 - 平松敬綱(2013年版、2015年版)、小守航平(2024年版)
数学教師

スタッフ

編集
原案・音楽:谷山浩子
作:工藤千夏
演出:武田弘一郎(2013年版、2015年版)、所奏(2024年版)
装置:松岡泉(2013年版、2015年版)、袴田長武(2024年版)
照明:前田照夫(2013年版、2015年版)、中島俊嗣(2024年版)
衣装:緒方規矩子(2013年版、2015年版)、伊藤早苗(2024年版)
効果:岩田直行
振付:木皮成(2024年版)
舞台監督:久保年末(2024年版)
演出助手:森田咲子・金井由妃(2024年版)
効果助手・歌唱指導:戸所杏奈(2024年版)
演出部:勝野英雄・中島裕一郎(2024年版)
製作:白川浩司・金本和明(2024年版)
公演日 公演名 会場 備考
2013年2月13日 - 24日 劇団民藝公演[4] 紀伊國屋サザンシアター東京都渋谷区
2015年11月9日 - 2016年3月30日 劇団民藝公演[5] 旅公演
2016年3月23日 - 27日 劇団民藝公演[6] 全労済ホール/スペース・ゼロ東京都渋谷区 旅公演の一環
2024年7月26日 - 8月7日 劇団民藝公演KEIKOBA[7] 劇団民藝稽古場(神奈川県川崎市麻生区

楽曲

編集

本戯曲の原案の谷山浩子作詞・作曲の楽曲。本人の歌唱により、複数のアルバムに収録されている。本戯曲のために、女声三部合唱に編曲した[8]

収録アルバム

編集

脚注

編集
  1. ^ 真夜中の太陽(高校演劇Ver.)”. [日本劇作家協会] 戯曲デジタルアーカイブ. 2024年7月9日閲覧。
  2. ^ Platinum-Papers ラフカット公演記録”. プラチナ・ペーパーズ 公式サイト. 2024年7月6日閲覧。
  3. ^ 劇団員関連情報|お知らせ|青年団公式ホームページ”. 青年団公式ホームページ. 2024年7月6日閲覧。
  4. ^ 真夜中の太陽|2013年上演作品|劇団民藝公式サイト”. 劇団民藝公式サイト. 2024年7月6日閲覧。
  5. ^ 真夜中の太陽|2015年上演作品|劇団民藝公式サイト”. 劇団民藝公式サイト. 2024年7月6日閲覧。
  6. ^ 真夜中の太陽|2016年上演作品|劇団民藝公式サイト”. 劇団民藝公式サイト. 2024年7月6日閲覧。
  7. ^ 真夜中の太陽|2024年上演作品|劇団民藝公式サイト”. 劇団民藝公式サイト. 2024年7月6日閲覧。
  8. ^ 谷山浩子自筆「真夜中の太陽(女声三部合唱)」の楽譜が配信になりました”. 谷山浩子オフィシャルウェブサイト. 2024年7月20日閲覧。