真宗大谷派高須別院二恩寺
日本の岐阜県海津市にある真宗大谷派の寺院
真宗大谷派高須別院二恩寺(しんしゅうおおたにはたかすべついんにおんじ)は、岐阜県海津市海津町高須町932にある真宗大谷派の寺院である。同派の別院。通称は高須御坊、ご坊さん、助命壇。助命壇とは、洪水の際に住民が二恩寺に避難して助かったことから。
真宗大谷派 高須別院二恩寺 | |
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所在地 | 岐阜県海津市海津町高須町932 |
位置 | 北緯35度13分12.57秒 東経136度37分59.88秒 / 北緯35.2201583度 東経136.6333000度 |
宗旨 | 浄土真宗 |
宗派 | 真宗大谷派 |
寺格 | 別院 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 文政12年(1829年) |
開基 | 松平義建 |
正式名 | 真宗大谷派 高須別院二恩寺 |
別称 | 高須御坊、ご坊さん、助命壇 |
公式サイト | 真宗大谷派 高須別院二恩寺 |
法人番号 | 5200005005481 |
二恩とは、「仏恩」「世恩」を受けて成就したことを意味する。
沿革
編集嘉永3年(1850年)、高須藩藩主松平義建より海津郡高須村に寺地を寄進され、桑名別院(伊勢国桑名[1])の掛所として建立する。境内地を拡張し堂宇を整備する。寺号を「二恩寺」と称される。
明治11年(1878年)6月、桑名別院から独立し「真宗大谷派 高須別院二恩寺」となる。
明治24年(1891年)10月28日、濃尾地震で建物は倒壊する。
明治29年(1896年)、木曽三川の大洪水で再建中の堂宇・資材に被害を受ける。
大正8年(1919年)、堂宇再建に再着手する。
大正15年(1926年)、堂宇を再建する。
昭和34年(1959年)9月24日、伊勢湾台風により、建物の損傷を受ける。
昭和35年(1960年)4月、損傷を修復する。
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境内
編集境内にある「時の鐘」は、宝永2年(1706年)、高須藩藩主松平義行の命で「瑞応院」に設置された鐘。明治初期に二恩寺に移された。海津市指定文化財[2]。
本堂にある毛仏が祀られている。大正8年(1919年)に二恩寺再建工事が開始された際、信仰深い女性たちが髪の毛を切り、集めて粘土状に固めて仏像としたものである。
交通アクセス
編集- 鉄道・バス
- 養老鉄道養老線 駒野駅、石津駅、美濃松山駅より海津市コミュニティバスで「海津市役所」バス停下車。
- 名古屋鉄道竹鼻線羽島市役所前駅下車。羽島市コミュニティバスに乗り換え「大須」バス停を下車し、海津市コミュニティバスに乗り換え、「海津市役所」バス停下車。