石田 匠(いしだ しょう、1991年11月17日[1] - )は、日本プロボクサー。第37代日本スーパーフライ級王者。井岡ボクシングジム所属。

石田 匠
基本情報
本名 石田 匠
通称 プリンス[1]
階級 バンタム級
身長 172cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1991-11-17) 1991年11月17日(32歳)[1]
出身地 大阪府堺市
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 37
勝ち 34
KO勝ち 17
敗け 3
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来歴 編集

大阪府堺市出身。堺市立深井西小学校[2]6年の時に憧れていた井岡一翔が所属する井岡ジムでボクシングを始め、通信制の秋桜高校2年時の国体でバンタム級優勝[3]

2009年2月8日、松下IMPホールでタウィーサック・ペッチティーラポンとスーパーフライ級4回戦を行い、初回2分40秒KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った[4]

2009年7月26日、大阪府立体育会館第1競技場で森川真一郎とバンタム級6回戦を行い、6回3-0(59-57、58-57、59-56)の判定勝ちを収めた[5]

2010年4月19日、大阪府立体育会館第1競技場で張本陽介とバンタム級6回戦を行い、5回1分52秒TKO勝ちを収めた[6]

2013年9月11日、大阪府立体育会館でWBA世界スーパーフライ級11位のペッバーンボーン・ゴーキャットジムとスーパーフライ級8回戦を行い、2回1分30秒KO勝ちを収めた[7]


2014年5月7日、大阪府立体育会館でブックルック・ゴーナロンサービスとスーパーフライ級8回戦を行い、2回1分15秒KO勝ちを収めた[8]

2014年8月11日、後楽園ホールで日本スーパーフライ級王者の戸部洋平と対戦し、10回3-0(96-94×2、97-93)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[9]

2014年12月31日、大阪府立体育会館で森崎正人と対戦し、5回1分59秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[10]

2015年4月22日、大阪府立体育会館で江藤大喜と対戦し、10回2-1(96-95、97-93、95-96)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[11]

2015年9月27日、大阪府立体育会館で木村隼人と対戦し、10回3-0(97-93、98-93、99-91)の判定勝ちを収め3度目の防衛に成功した[12]

2015年12月31日、大阪府立体育会館で大塚隆太と対戦し、4回1分13秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した[13]

2016年4月17日、大阪府立体育会館で船井龍一と対戦し、10回2-0(96-96、96-94、97-95)の判定勝ちを収め5度目の防衛に成功した[14]

2016年7月22日、日本スーパーフライ級王座を返上した[15]

2016年12月31日、島津アリーナ京都でペットナムヌン・シーサケットパッタナーとスーパーフライ級8回戦を行い、2回2分42秒KO勝ちを収めた[16]

2017年10月28日、カーディフプリンシパリティ・スタジアムでWBA世界スーパーフライ級王者のカリッド・ヤファイと対戦し、プロ初黒星となる12回0-3(110-118、112-116×2)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[17][18][19]

2018年2月24日、大阪府立体育会館第2競技場で東洋太平洋スーパーフライ級10位のラチャーノン・サワーン・ソーダーと対戦し、3回1分13秒KO勝ちで再起戦を飾った[20]

2018年7月29日、大阪府立体育会館第2競技場で元OPBF東洋太平洋フライ級王者のリチャード・クラベラスとスーパーフライ級8回戦を行い、4回31秒TKO勝ちを収めた[21]

2018年12月9日、大阪府立体育会館第2競技場で元WBO世界スーパーフライ級1位のワーリト・パレナスと対戦し、8回3-0(78-74、78-73、78-72)で判定勝ちを収めた[22]

2019年4月21日、大阪府立体育会館第2競技場で日本バンタム級6位の定常育郎と対戦し、8回3-0(76-75、77-75、77-74)で判定勝ちを収めた[23]

2019年10月30日、大阪府立体育会館第2競技場でIBF世界スーパーフライ級王者ヘルウィン・アンカハスへの挑戦者決定戦として、IBF世界スーパーフライ級8位のイスラエル・ゴンサレスと対戦する事が発表された。当初はグアダラハラで行われる予定であったが、井岡ジムが興行権を獲得し、日本国内で開催されることになった[24]

2019年12月28日、大阪府立体育会館第二競技場でゴンサレスと対戦するも、12回1-2(112-116、116-112、113-115)で判定負けを喫し、挑戦権獲得に失敗した[25]

2020年11月23日、三田市総合文化センター郷の音ホールで日本ユースバンタム級王者の石井渡士也とバンタム級8回戦を行い、8回3-0(78-74、77-75、79-73)で判定勝ちを収めた[26]

2021年12月11日、名古屋国際会議場で元世界3階級制覇王者の田中恒成と52.5キロ契約のノンタイトル10回戦を行い、1-2(96-94、94-96、95-96)の判定で敗れた[27]

2023年6月11日、住吉区民センターでWBA世界バンタム級4位のビクトル・サンティリャンとWBA世界バンタム級挑戦者決定戦を行い、12回2-1(116-112が2者、110-118)の判定勝ちを収め、井上拓真への挑戦権を獲得した[28]

戦績 編集

  • プロボクシング:37戦34勝(17KO)3敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2009年2月8日 1R 2:40 KO タウィーサック・ペッチティーラポン   タイ プロデビュー戦
2 2009年4月12日 4R 判定3-0 山川浩平(グリーンツダ   日本
3 2009年7月26日 6R 判定3-0 森川真一郎(高砂   日本
4 2009年12月26日 6R 判定3-0 佐々木佳浩(金沢   日本
5 2010年4月18日 5R 1:52 TKO 張本陽介(陽光アダチ)   日本
6 2010年7月25日 8R 判定3-0 サンペット・ソーミーペット   タイ
7 2010年10月10日 8R 判定3-0 高橋優紀(倉敷守安)   日本
8 2011年2月11日 2R 1:24 TKO ヨドペッチ・パックディージム   タイ
9 2011年8月10日 2R 1:14 KO エドウィン・トゥンバガ・シンワンチャ   フィリピン
10 2011年12月31日 1R 2:01 KO スリチャイ・モントンジム   タイ
11 2012年6月20日 8R 判定3-0 有富康人(松田   日本
12 2012年12月31日 1R 0:46 KO チャルームポン・ボーパタン   タイ
13 2013年5月8日 8R 判定3-0 エクタワン・クルンテープトンブリ   タイ
14 2013年9月11日 2R 1:30 KO ペッチバンボーン・ゴーキャットジム   タイ
15 2013年12月31日 1R 1:15 KO カムバック・ウォーポーシーサケット   タイ
16 2014年5月7日 2R 1:15 KO ブルックルック・ゴーナロンサービス   タイ
17 2014年8月11日 10R 判定3-0 戸部洋平三迫   日本 日本スーパーフライ級タイトルマッチ
18 2014年12月31日 5R 1:59 TKO 森崎正人(アポロ)   日本 日本王座防衛1
19 2015年4月22日 10R 判定2-1 江藤大喜(白井・具志堅   日本 日本王座防衛2
20 2015年9月27日 10R 判定3-0 木村隼人ワタナベ   日本 日本王座防衛3
21 2015年12月31日 4R 1:13 TKO 大塚隆太(18鴻巣)   日本 日本王座防衛4
22 2016年4月17日 10R 判定2-0 船井龍一(ワタナベ)   日本 日本王座防衛5
23 2016年12月31日 2R 2:42 KO ペットナムヌン・シーサケットパッタナー   タイ
24 2017年4月23日 3R 1:41 KO パティポーン・サイトーンジム   タイ
25 2017年10月28日 12R 判定0-3 カリッド・ヤファイ   イギリス WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
26 2018年2月24日 3R 1:13 KO ラッキー・ソーバームス   タイ
27 2018年7月29日 4R 0:31 TKO リチャード・クラベラス   フィリピン
28 2018年12月9日 8R 判定3-0 ワルリト・パレナス森岡   フィリピン
29 2019年4月21日 8R 判定3-0 定常育郎(T&T)   日本
30 2019年12月28日 12R 判定1-2 イスラエル・ゴンサレス   メキシコ IBF世界スーパーフライ級挑戦者決定戦
31 2020年11月23日 8R 判定3-0 石井渡士也(REBOOT.IBA)   日本
32 2021年12月11日 10R 判定1-2 田中恒成畑中   日本
33 2022年4月24日 8R 1:20 TKO カルロ・デメシーリョ   フィリピン
34 2022年9月3日 8R 判定3-0 アルビン・メデュラ   フィリピン
35 2022年12月11日 8R 判定3-0 ロニー・バルドナド   フィリピン
36 2023年6月11日 12R 判定2-1 ビクトル・サンティリャン   ドミニカ共和国 WBA世界バンタム級挑戦者決定戦
37 2023年12月10日 3R 1:51 TKO ジェームス・パガリン   フィリピン
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獲得タイトル 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c プロボクサー 石田 匠 SHO ISHIDA 映像”. 井岡ボクシングジム・プロフェッショナル. 2014年9月13日閲覧。
  2. ^ 堺市立深井西小学校”. 堺市. 2014年9月13日閲覧。
  3. ^ “石田匠”一翔離れ”で主役の座到来”. デイリースポーツ. (2014年7月11日). https://www.daily.co.jp/opinion-d/2014/07/11/0007131837.shtml 2014年9月13日閲覧。 
  4. ^ 2009年2月試合結果 日本ボクシングコミッション(JBC) 2009年2月8日参照
  5. ^ ベテラン国重、新鋭石田らも勝つ 大阪府立体の前座戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年7月27日
  6. ^ 仲村デビュー10連続KO ボクシングニュース「Box-on!」 2010年4月19日
  7. ^ 宮崎が薄氷の勝利、2度目の防衛に成功 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年9月11日
  8. ^ 中谷が初防衛成功、OPBFライト級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年5月7日
  9. ^ 石田匠が日本タイトル奪取、戸部に3-0判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月11日
  10. ^ 石田匠が日本タイトル初防衛、宮崎亮も快勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月31日
  11. ^ 石田匠がV2、江藤大に2-1判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年4月22日
  12. ^ 石田匠が木村隼人に3-0判定 日本SF級V3 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年9月27日
  13. ^ 石田匠が日本SF級V4、山本隆寛はOPBF初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月31日
  14. ^ 石田匠が5度目の防衛成功、船井龍一に2-0判定 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月17日
  15. ^ 石田匠が日本王座返上、荒川仁人が塚田祐介とV1戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月26日
  16. ^ 大森将平が無冠戦に3回KO勝ち、来春の世界戦目指す Boxing News(ボクシングニュース)2016年12月31日
  17. ^ Yafai retains WBA superfly belt Fightnews.com 2017年10月28日
  18. ^ 石田匠の奪取ならず ヤファイに0-3判定負け Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月29日
  19. ^ Kal Yafai Could Be Set For United States Outing After Ishida Win – Boxing News”. www.boxingscene.com. 2017年10月29日閲覧。
  20. ^ 石田匠、復帰戦圧勝KO 世界再挑戦へ向け1歩ずつ 日刊スポーツ 2018年2月24日
  21. ^ 石田匠「絶対に世界を」再挑戦へ再起2戦目も快勝 日刊スポーツ 2018年7月29日
  22. ^ 中谷正義が風太を4回TKO OPBFライト級V11 大森将平は快勝で完全復活アピール Boxing News(ボクシングニュース)2018年12月10日
  23. ^ 世界上位の石田匠が力出せず 定常育郎に善戦許す Boxing News(ボクシングニュース)2019年4月21日
  24. ^ 石田匠のIBF挑戦者決定戦 12.28大阪に決定 Boxing News(ボクシングニュース)2019年10月30日
  25. ^ 石田匠が判定負け IBF・S・フライ級挑戦者決定戦 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月29日
  26. ^ ベテラン石田匠が真骨頂 ホープ石井渡士也に勝利 Boxing News(ボクシングニュース)2020年11月23日
  27. ^ 元3階級制覇王者の田中恒成が再起、石田匠との世界ランカー対決に2-1判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年12月11日
  28. ^ 石田匠が判定勝利でWBA王者の井上拓真への挑戦権を獲得 WBA世界バンタム級指名挑戦者決定戦 スポニチ 2023年6月11日

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
戸部洋平
第37代日本スーパーフライ級王者

2014年8月11日 - 2016年7月22日(返上)

空位
次タイトル獲得者
中川健太