名古屋国際会議場
名古屋国際会議場(なごやこくさいかいぎじょう、Nagoya Congress Center)は、愛知県名古屋市熱田区熱田西町1番1号の白鳥公園内にある大規模多目的ホールである。
名古屋国際会議場 | |
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情報 | |
用途 | 多目的ホール |
設計者 | 住宅・都市整備公団中部支社、日建設計名古屋事務所[WEB 1] |
施工 | 大成・鴻池・安藤・淺沼・徳倉建設工事共同企業体[WEB 1] |
建築主 | 住宅・都市整備公団中部支社、名古屋市[WEB 1] |
管理運営 | コングレ・名古屋観光コンベンションビューローコンソーシアム(指定管理者)[WEB 2] |
敷地面積 | 98,168 m² [WEB 2] |
延床面積 | 72,165 m² [WEB 2] |
開館開所 |
1号館 1990年(平成2年)4月28日 2号館 - 4号館 1994年(平成6年)10月1日[WEB 2] |
所在地 |
〒456-0036 愛知県名古屋市熱田区熱田西町1番1号[WEB 2] |
座標 | 北緯35度7分55.9秒 東経136度53分54.37秒 / 北緯35.132194度 東経136.8984361度座標: 北緯35度7分55.9秒 東経136度53分54.37秒 / 北緯35.132194度 東経136.8984361度 |
概要編集
1989年(平成元年)に名古屋市制100周年を記念して開催された世界デザイン博覧会で建設・設置された白鳥センチュリープラザを再利用して1990年(平成2年)に設置された。
設計としては、施設が設置されている白鳥公園にちなみ、地上からは白鳥が水に浮いている姿、空中からは、白鳥が翼を広げている姿がイメージされており、平成2年度名古屋市都市景観賞を受賞している[WEB 1]。
客席数3,000席を備えるセンチュリーホールのほかイベントホール、国際会議場、3つレストランを備える国際都市名古屋の中核施設である。中庭にはレオナルド・ダ・ヴィンチの幻の作品であるスフォルツァ騎馬像がある。
2010年(平成22年)10月11日より第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)が開催され、「名古屋議定書」「愛知ターゲット」が合意された。
2024年(令和6年)4月から2026年(令和8年)6月までの間、大規模改修のため休館することが予定されている[WEB 3][注 1]。
全日本吹奏楽コンクール編集
2012年(平成24年)より、全日本吹奏楽コンクール中学・高校の部の全国大会がセンチュリーホールで開催されている。
当ホールが全国大会会場として初めて使用されたのは、2005年(平成17年)の第53回大会であり、当時、立正佼成会の関連施設改修工事[注 2]に伴い、全国吹奏楽大会の会場に使用されていた普門館の代替会場としての位置づけであった。
2012年、普門館が耐震強度不足により震度6以上で天井崩落の恐れがあることが専門家の調査で判明し[WEB 5]、その後建て替えが断念されたことから[新聞 1]、当ホールで全国大会が開催されることとなった[注 3]。これにより、一部の吹奏楽関係者からは「これからの吹奏楽の甲子園」と言われるようになる。
また、武田綾乃が著した小説「響け!ユーフォニアム」内でも当ホールをモデルにした名古屋コンサートホールが登場しており、この作品をきっかけに当ホールの知名度が上がったと言える。
沿革編集
主な施設・客席数編集
- センチュリーホール:3,012席(3階層、同時通訳ブース4室を備える)
- イベントホール
- 白鳥ホール(同時通訳ブースを8室備える)
- レブションホール(可動式防音壁で2室に分割可能)
- 国際会議室(同時通訳ブースを6室備える)
- 展示室
- 会議室
- 展望レストラン「パステル」
- カフェテリア「カスケード」
- 喫茶ラウンジ「ユリ」
周辺編集
交通アクセス編集
各線・名古屋駅から最寄り駅まで10分程度。最寄り駅から会場まで5分程度でアクセスできる。
公共交通機関編集
名古屋駅または名鉄名古屋駅より、JR東海道本線、または中央本線、名鉄名古屋本線に乗り金山駅で下車。その後名古屋市営地下鉄の名港線、名城線で一駅。地下鉄のみのアクセスの場合、東山線 栄駅か桜通線 久屋大通駅で名城線金山方面に乗り換え。
自家用車編集
- 駐車場600台を完備、1日700円
- 名古屋高速4号東海線六番北出入口が近い。
宿泊施設、飲食店編集
周囲に宿泊施設は少ないが、地下鉄で一駅で副都心の金山地区、もしくは名城線であり、連絡が良い繁華街の栄地区の宿泊施設を利用するのが便利。
施設内にレストラン、喫茶を備えている。また周辺にはスーパーやコンビニ、駅周辺には飲食店が多い。
脚注編集
注釈編集
出典編集
WEB編集
- ^ a b c d “平成2年度名古屋市都市景観賞表彰作品”. 名古屋市. 2015年4月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “施設案内”. 名古屋国際会議場. 2015年4月19日閲覧。
- ^ a b “【重要】名古屋国際会議場の臨時休場期間の変更について”. 名古屋国際会議場 (2020年12月15日). 2021年1月27日閲覧。
- ^ “改修工事等に伴う臨時休場のお知らせ”. 名古屋国際会議場 (2019年4月24日). 2021年1月27日閲覧。
- ^ “全日本吹奏楽コンクール中学の部・高校の部の会場変更について” (プレスリリース), 全日本吹奏楽連盟, (2012年5月21日) 2014年6月7日閲覧。
- ^ 名古屋事務所
新聞編集
- ^ a b “「普門館」音色途絶える 吹奏楽コンの聖地、改修を断念”. 朝日新聞社. (2013年11月14日) 2014年6月7日閲覧。
文献編集
- ^ 会報すいそうがく197号(2014年2月号)
関連項目編集
外部リンク編集
- 名古屋国際会議場 公式サイト (日本語)