神保 祐希(じんぼ ゆうき、1995年12月2日 - )は、日本陸上競技選手。専門は短距離走100mで11秒61(ジュニア日本歴代5位)、200mで23秒65(ジュニア日本歴代4位)の自己ベストを持つ。

神保 祐希 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム じんぼ ゆうき
ラテン文字 Yuki Jimbo
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 100m, 200m, 400m
大学 筑波大学
生年月日 (1995-12-02) 1995年12月2日(28歳)
身長 161cm
体重 49kg
成績
国内大会決勝 日本選手権
200m: 8位 (2014年)
自己ベスト
100m 11秒61 (2013年)
200m 23秒65 (2013年)
400m 53秒85 (2013年)
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経歴

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A型。白山市立美川中学校、石川県立金沢二水高等学校筑波大学卒業。

陸上競技は小学2年生の時に地元の陸上クラブに入って始めた[1]

2012年6月、インターハイ北信越大会の100m、200m、400mを自己ベストで制して3冠を達成[2]。7-8月のインターハイは400mで2位入賞を果たすが、100mは準決勝全体10位タイ、200mは準決勝全体9位で決勝進出を逃した。10月の国民体育大会少年A400mはインターハイに続き2位で、全国タイトル獲得まであと一歩だった。

2013年5月、インターハイ石川県大会100m決勝でジュニア日本歴代4位・高校歴代3位(ともに当時)の記録となる11秒61(+1.7)をマーク。200m決勝ではジュニア日本歴代9位・高校歴代8位(ともに当時)の記録となる23秒89をマークした。

同年6月、インターハイ北信越大会200m決勝で日本歴代9位・ジュニア日本歴代2位・高校歴代2位(全て当時)の記録となる23秒65(+1.4)をマークした[3]

同年7-8月、インターハイに出場。初日の400mは1位と2位が従来の大会記録を上回るハイレベルなレースとなり、4位と同タイム着差ありの3位入賞。2日目の100mは初の決勝で4位入賞。4日目の200mでは初の全国タイトルを獲得し、3種目で入賞を果たした[4]

同年10月、国民体育大会少年A400m決勝で高校歴代10位(当時)の記録となる53秒85をマークするも4位。日本ジュニア選手権200mは制して高校2冠を達成した。

同年12月、日本陸上競技連盟がリレー種目強化のために発足したナショナルリレーチームに、4×100mリレーと4×400mリレーの両方で選出された(2014年シーズンは男子24人、女子14人。2015年シーズンのナショナルリレーチームには選出されなかった)[5]

2014年4月、筑波大学に進学。

同年9月、地域(大陸)別対抗戦のコンチネンタルカップ4×100mリレーにアジア・太平洋代表として出場。メンバーが全員日本人(日本学生選抜)のチームのアンカー(宮澤有紀 - 中村水月 - 土橋智花 - 神保)を務め、当初は4チーム中最下位でゴールしたが、アフリカチームの失格(オーバーゾーン)で3位に繰り上がった。

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
100m 11秒61 (+1.7) 2013年5月24日   金沢市 ジュニア日本歴代5位
高校歴代4位
200m 23秒65 (+1.4) 2013年6月16日   富山市 ジュニア日本歴代4位
高校歴代3位
400m 53秒85 2013年10月7日   調布市

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

国際大会

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2014 (大1) コンチネンタルカップ   マラケシュ 4x100mR 3位 45秒40 (4走) アジア・太平洋代表

日本選手権

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2014 (大1) 日本選手権 福島市 200m 8位 24秒75 (+1.0)
2015 (大2) 日本選手権 新潟市 200m 予選 25秒43 (+1.7)

その他

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2010 (中3) 全日本中学校選手権 鳥取市 200m 予選 25秒98 (+1.2)
ジュニアオリンピック 横浜市 200m 準決勝 25秒95 (+1.4)
2011 (高1) インターハイ 北上市 100m 予選 12秒65 (-1.7)
400m 準決勝 57秒55
2012 (高2) インターハイ 新潟市 100m 準決勝 12秒08 (+0.1)
200m 準決勝 24秒68 (-0.7)
400m 2位 54秒84 自己ベスト
国民体育大会 岐阜市 400m 2位 54秒22 自己ベスト
4x100mR 準決勝 46秒76 (2走)
2013 (高3) インターハイ 大分市 100m 4位 12秒01 (-0.5)
200m 優勝 24秒05 (-0.7)
400m 3位 54秒24
国民体育大会 調布市 100m 3位 11秒92 (-0.2)
400m 4位 53秒85 高校歴代10位
自己ベスト
日本ジュニア選手権 名古屋市 200m 優勝 24秒19 (+0.6)
400m 3位 55秒13
2014 (大1) 日本選抜陸上和歌山 和歌山市 4x400mR 優勝 3分36秒26 (1走)
関東インカレ (1部) 横浜市 200m 準決勝 DNS 予選24秒74 (+1.7)
4x400mR 4位 3分44秒48 (4走)
日本学生個人選手権 平塚市 200m 3位 24秒30 (+0.9)
日本インカレ 熊谷市 200m 5位 24秒53 (+2.8)
4x100mR 5位 46秒30 (2走)
4x400mR 優勝 3分40秒73 (4走)
国民体育大会 諫早市 4x100mR 4位 46秒13 (2走)
2015 (大2) 織田記念国際 広島市 200m 予選 25秒97 (+0.8)
関東インカレ (1部) 横浜市 400m 予選 57秒01
4x400mR 優勝 3分41秒45 (2走)
日本学生個人選手権 平塚市 200m 予選 25秒64 (+2.3)

脚注

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  1. ^ 「女子400m最強世代 杉浦はる香、大木彩夏、神保祐希、伊藤明子 それぞれの競技人生」『陸上競技マガジン』第68巻第7号、ベースボール・マガジン社、2018年4月号、108-113頁。 
  2. ^ 「第65回北信越かがやき総体 地区大会ハイライト」『陸上競技マガジン』第62巻第13号、ベースボール・マガジン社、2012年8月号、84頁。 
  3. ^ 「大分インターハイ直前 高校生アスリート 最新Check!!」『陸上競技マガジン』第63巻第13号、ベースボール・マガジン社、2013年8月号、17頁。 
  4. ^ 「大分インターハイ デイリーハイライト」『月刊陸上競技』第47巻第10号、講談社、2013年9月号、52-96頁。 
  5. ^ ナショナルリレーチーム (PDF, 125 KB) 日本陸上競技連盟 2015年8月14日閲覧

外部リンク

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