秋勇留島
歯舞諸島にある島
秋勇留島(あきゆりとう)は、歯舞群島の島の一つである。ロシア名はアヌーチナ島(Остров Анучина)。ロシア連邦の実効支配下にあるが日本も領有権を主張している。
外交紛争のある諸島 現地名: Остров Анучина 主張国名: 秋勇留島 | |
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地理 | |
所在地 | 太平洋 |
座標 | 北緯43度21分59.1秒 東経146度0分21秒 / 北緯43.366417度 東経146.00583度座標: 北緯43度21分59.1秒 東経146度0分21秒 / 北緯43.366417度 東経146.00583度 |
実効支配 | |
ロシア | |
州 | サハリン州 |
都市管区 | 南クリル管区 |
領有権主張 | |
日本 | |
都道府県 | 北海道 |
郡・市町村 | 根室市 |
人口統計 | |
人口 | 0 |
島の名前の由来は、アイヌ語の「アキ・ユリ(弟・勇留→勇留の弟)」から。
地理
編集納沙布岬から13.7kmの沖合に位置し、勇留水道を隔てた勇留島の南西約4kmの位置にある。平坦な地形であり、全島がクマザサにおおわれ巨木はほとんど見当たらない。戦前は海藻の宝庫とされ、缶詰会社が設けた直営のカニ刺網を除いては、共同漁業を営んでおり、コンブ漁やタラ漁が盛んであった。
歴史
編集- 1799年、ネモロ(根室)とアッケシ(厚岸)両場所のアイヌが立会い、秋勇留島などとともに双方の入会地となった[1]。
- 1945年、ソ連軍が占領。
- 1959年、日本側は根室市の一部に編入する。
- 1991年、ソビエト連邦の崩壊後に成立したロシア連邦が実効支配を継承。
参考文献
編集- 『北方領土地名考』 北方領土問題対策協会編、1978年
- 『北方領土関係資料総覧』 行政資料調査会北方領土返還促進部、1977年11月4日
- ^ 『場所境調書』