種鶏場前駅

埼玉県大宮市(現:さいたま市)に存在した西武鉄道の電停

種鶏場前駅(しゅけいじょうまええき)は、埼玉県大宮市大字並木(現・さいたま市大宮区三橋一丁目)に存在した西武鉄道大宮線停留場

種鶏場前駅
しゅけいじょうまえ
SHUKEIJŌMAE
並木 (0.3 km)
(0.9 km) 大成
所在地 埼玉県大宮市大字並木
所属事業者 西武鉄道
所属路線 大宮線
キロ程 11.2 km(川越久保町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1929年昭和4年)8月19日
廃止年月日 1941年(昭和16年)2月25日
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概要 編集

並木駅からそのまま直進し、現在の上小町櫛引町に入る直前に存在した。当線で唯一路線開通後に新設開業した停留場である。

停留場名の「種鶏場」とは農林水産省が全国各地に設置した畜産試験場の一つで、鶏を専門とするものをいう。当地のものは1927年昭和2年)に「大宮種鶏場」として開設されたもので、停留場の開業はこれを受けてのものである。

歴史 編集

廃線後の状況 編集

道路そのものが埼玉県道2号さいたま春日部線(旧国道16号)で拡張を受けており、痕跡は残されていない。また大宮種鶏場は戦後に「大宮種畜牧場」と改称の後、1965年(昭和40年)に福島県白河市に移転、その跡地は現在農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センター・農業技術革新工学研究センターとなっている。種鶏場の庁舎のみが記念館として残されている。

隣の駅 編集

西武鉄道
大宮線
並木駅 - 種鶏場前駅 - 大成駅

参考文献 編集

  • 建設省編『埼玉県・西武鉄道』(建設省公文書)
  • 鉄道省編『西武鉄道(元川越電気、武蔵水電)』(鉄道省文書)
  • 鉄道省編『西武鉄道(元武蔵鉄道)2』(鉄道省文書)
  • 鉄道省編『西武鉄道別全』(鉄道省文書)
  • 鉄道省編『西武鉄道3』(鉄道省文書)
  • 鉄道省編『西武鉄道』(鉄道省文書)

関連項目 編集