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竹森 俊平(たけもり しゅんぺい、1956年3月3日[1] - )は、日本経済学者慶應義塾大学経済学部教授経済学博士)。専門は、国際経済学。ケインズ経済学と、フリードマンの新自由主義の中間的な意見を持つ。

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経歴編集

東京都出身。1976年パリ大学留学(サンケイスカラシップ)、1980年慶應義塾大学経済学部卒業。1985年同大学大学院経済学研究科修了。同年より、同大学経済学部の助手を務める。ロチェスター大学に留学。1989年同大学より経済学博士号(Ph.D.)取得。経済産業研究所ファカルティフェロー、読売新聞社客員研究員を歴任。

著作『経済論戦は甦る』にて、第4回読売・吉野作造賞を受賞。

経済に関する主張編集

  • 「構造改革が不十分である」という意見と、「構造改革は不要である」という意見の両方を批判している[2]。要するにケインズ経済学と、フリードマンの新自由主義の中間的な見解だが、竹森の欠点はフリードマンに甘すぎる点にある。
  • 「増税を実施しての公共事業推進」を主張している。
  • 著作『世界デフレは三度来る』の中では、慶應大学の同僚である新自由主義者・構造改革論者の池尾和人、当時の同僚榊原英資、元日銀総裁の三重野康らを批判している。榊原の「構造デフレ論」について、「デフレについて、マネタリーな要因を無視している」と批判し、三重野については「庶民がマイホームを買えないから急激過ぎる金融引き締めを長く続けたというのは言語道断である」と評した。
  • 2014年の消費税率8%への引き上げについては、「2014年4月の消費増税による反動は異常でない。2015年10月の再増税も延期することはなかった」と主張している[3]

主な著作・共著編集

  • 『国際経済学』(東洋経済新報社 1994年)
  • 『経済学のすすめ』(筑摩書房 1996年)
  • 『世界経済の謎-経済学のおもしろさを学ぶ』(東洋経済新報社 1999年)
  • 『経済論戦は甦る』(東洋経済新報社 2002年)
  • 『世界デフレは三度来る(上・下)』(講談社 2006年)
  • 『1997年--世界を変えた金融危機』 (朝日新書 2007年)
  • 『資本主義は嫌いですか』(日本経済新聞出版社 2008年)
  • 『米金融危機、日本の活路はどこにある!?』(洋泉社 2008年)
  • 『経済危機は9つの顔を持つ』(日経BP社 2009年)
  • 『日本の危機管理力』(PHP研究所 2009年)
  • 『中央銀行は闘う』(日本経済新聞出版社 2010年)
  • 『国策民営の罠ー原子力政策に秘められた闘いー』(日本経済新聞出版社 2011年)
  • 『日本経済復活までー大震災からの実感と提言』(中央公論新社 2011年)
  • 『ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った』(日本経済新聞出版社 2012年)
  • 『通貨『円』の謎』(文藝春秋 2013年)
  • 『世界経済危機は終わった』(日本経済新聞出版社 2014年)
  • 『欧州統合、ギリシャに死す』(講談社 2015年)

脚注編集

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.327
  2. ^ http://www.keiomcc.net/sekigaku-blog/2009/05/post_304.html
  3. ^ 金融緩和で見えた日本の根本問題 竹森俊平・慶大教授朝日新聞デジタル 2015年1月20日

関連項目編集

外部リンク編集