第八回国民体育大会讃歌

第八回国民体育大会讃歌」(だいはちかいこくみんたいいくたいかいさんか)は、日本1953年昭和28年)に開催された第8回国民体育大会(四国国体)のテーマソングとして作成された体育歌である[2]。作詞・関口武、作曲・古関裕而

第八回国民体育大会讃歌
伊藤久男、コロムビア合唱団シングル
B面 行進曲 第八回国民体育大会讃歌(インストゥルメンタル
リリース
規格 SPレコード
ジャンル 体育歌行進曲
レーベル 日本コロムビア(AK277)
作詞・作曲 作詞:関口武
作曲:古関裕而
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解説 編集

1946年(昭和21年)から開始された国民体育大会第2回大会石川県を主会場として以来、各都道府県の持ち回り開催を原則としていたが黎明期は戦後復興の途上で多くの自治体が財政難に苦しんでいたため、宮城県山形県福島県南東北3県が「東北三県国体」として合同開催した第7回に引き続き第8回大会も四国4県、すなわち徳島県香川県愛媛県高知県で合同開催されることになった[2][注 1]

大会テーマ曲も前回の東北三県国体に引き続いて4県で共通の楽曲を使用することになり、前大会テーマ曲の「第七回国民体育大会讃歌」に引き続いて日本コロムビアが古関裕而の作曲、伊藤久男の歌唱でB面行進曲アレンジのインストゥルメンタルを収録したSP盤を製造している。10月22日松山市県営陸上競技場で行われた開会式において、2万名余の観衆を集めて斉唱された[3]。しかし、同じ作曲者・歌唱者の「第七回」とは対照的に「第八回」のCDへの収録は今日まで実現していない。

参考文献 編集

pp208-250, 尾崎正峰『第7章 「オリンピック・マーチ」が鳴り響いた空』

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 4県のうち徳島県と香川県は1993年平成5年)の第48回大会を「東四国国体」として合同開催しており、この2県のみ他の45都道府県と異なり単独で国体の開催県となったことが無い。

出典 編集

  1. ^ 作曲一覧:曲目別 た行”. 福島市古関裕而記念館. 2022年3月14日閲覧。
  2. ^ a b 尾崎(2021), p230
  3. ^ 8 第八回国民体育大会”. データベース『えひめの記憶』. 愛媛県生涯学習センター (1988年11月30日). 2022年3月14日閲覧。

関連項目 編集