箭田大塚古墳

日本の岡山県倉敷市にある古墳

箭田大塚古墳(やたおおつかこふん)は、岡山県倉敷市にある古墳

箭田大塚古墳
所在地 岡山県倉敷市真備町箭田
位置 北緯34度38分8.18秒 東経133度40分52.76秒 / 北緯34.6356056度 東経133.6813222度 / 34.6356056; 133.6813222
形状 円墳
規模 直径54m、高さ7m
埋葬施設 横穴式石室
組合せ式石棺3基
出土品 土器刀剣馬具金環勾玉など
築造時期 6世紀後半~7世紀
被葬者 不明
史跡 昭和4年(1929年)国指定
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概要 編集

 
箭田大塚古墳出土品
東京国立博物館蔵、岡山県立博物館企画展示。

岡山県における三大巨石墳(他に牟佐大塚古墳こうもり塚古墳)の一つで、6世紀後半から7世紀に築造された。明治34年(1901年)に初めて学術調査が行われ土器刀剣馬具金環勾玉等が発見された。これらは現在、東京国立博物館などに所蔵されている。昭和4年(1929年12月17日、国の史跡に指定された(平成4年(1992年12月18日追加指定)。

従来、張り出しがあるために、前方後円墳ないし、それに準ずる帆立貝形古墳と思われていた。しかし、昭和58年(1983年)の実地調査で周濠が確認され、張り出しを持つ円墳であることが確定した。 墳墓の大きさは直径54メートル、高さ7メートルである。 横穴式石室羨道玄室から成っており全長は19.1メートルである。 玄室は長さ8.4メートル、幅3メートル、高さ3.7メートルで天井石は4枚の巨石で構成されている。 石室内に3基の組み合わせ式石棺が置かれている。

所在地 編集

倉敷市真備町箭田

参考文献 編集

  • 岡山県高等学校教育研究会社会科部会歴史分科会 編『岡山県の歴史散歩』(新)山川出版社、1991年、149-150頁。ISBN 4-634-29330-7 
  • 現地説明板

関連項目 編集

外部リンク 編集