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篠路(しのろ)は北海道札幌市北区にある地名。同区内の北部に位置する、国道231号創成川通)以東の地域で、南辺の学田川をはさんで太平に接する。

篠路
篠路神社
篠路神社
篠路の位置(札幌市内)
篠路
篠路
篠路の位置
北緯43度08分46.4秒 東経141度21分54.0秒 / 北緯43.146222度 東経141.365000度 / 43.146222; 141.365000
日本の旗 日本
都道府県 北海道
市町村 札幌市
行政区 北区
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
002-8021〜30、53
市外局番 011[1]
ナンバープレート 札幌

また、伏籠川以北には篠路町篠路があり、ペケレット沼を含んで茨戸川まで広がっている。

歴史 編集

古くは篠路村の「本村」と呼ばれた地域である[2]サケマス漁場として始まった集落だったが、幕末ごろから農地として発展していった[2]

1937年(昭和12年)3月、札幌市への編入に際して「篠路町篠路」と改称した[2]

伏籠川以南の住宅地は1981年(昭和56年)以降に漸次住居表示が行われ、「篠路○条○丁目」へと変わっていった[3]

地名の由来 編集

アイヌ語研究者の山田秀三は、アイヌ語の「シノオオ(sino-or-o)」〔ほんとに・水が・ある(ところ・川)〕に由来するのではないか、とする試案を出しているが、はっきりしない[4]

また『駅名の起源』(1939年版)では札沼線篠路駅の駅名由来について、アイヌ語の「シノロ」による、とした上で「川口の義」「一説に『川の淵』の意」と紹介している[5]

ほかにアイヌ語の「スウオロ」〔鍋をひたしておく所〕であり、かつて炊事に使用した鍋を龍雲寺付近にひたしておいた習俗に由来するという説もある[6]。アイヌ語との関係はないという説もある[6]

施設 編集

篠路の施設 編集

篠路町篠路の施設 編集

企業 編集

脚注 編集

  1. ^ 総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室 (2014年4月3日). “市外局番の一覧” (PDF). 総務省. p. 1. 2016年5月4日閲覧。
  2. ^ a b c 『札幌地名考』p.54
  3. ^ 札幌市 - 住居表示実施地区-北区
  4. ^ アイヌ語地名リスト ゴ~シブ P51-60P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  5. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、30頁。NDLJP:1029473 
  6. ^ a b 10.地名に刻まれた歴史 札幌市 2020年1月17日閲覧

参考文献 編集

外部リンク 編集