メインメニューを開く

概要編集

相手の上半身に跨がって抑え込む技。 跨がっていても相手の足のほうを向いて抑え込む場合は崩上四方固となる。

相手の両腕が脚の下にある場合は抑込技として認められない。ブラジリアン柔術でもマウントポジションとしてはポイントは得られない。アドバンテージは得られる。

基本形は仰向けの相手の胴に両脚でまたいだ「馬乗り」状態から胸を密着させ両腕で相手の頭を抱え抑え込む。

相手の首や肩を腕で、相手の両脚を脚でコントロールし、ブリッジや脚を絡む動きを封じる。

崩縦四方固編集

崩縦四方固(くずれたてしほうがため)は両腕で相手の頭を抱えず、片方の肩もしくは腕を抱え、やや自ら襷型になって抑える縦四方固[1]

腕固め縦四方編集

腕固め縦四方(うでがためたてしほう)は腕挫腕固を掛けながらの崩縦四方固。片脚を絡まれたハーフマウントから腕挫腕固を掛けはじめ、抑え込みに入っていく場合もある。また、そのまま腕挫腕固に極める場合もある。

S字マウント編集

S字マウント(えすじマウント)は右脚を相手の左肩と頭の間まで踏み込んだ崩縦四方固。映像資料『講道館柔道 固技 分類と名称』(講道館出版、NHKサービスセンター)で柏崎克彦の試合映像を含め紹介されている。グランドスラム・パリ2015では田知本遥はS字マウントの縦四方固で抑え込み一本を取っている[2]。発表は三角固[3]

三角絞併用縦四方固編集

三角絞併用縦四方固(さんかくじめへいようたてしほうがため)は前三角絞を掛けながら抑える縦四方固[4]。胸を相手に密着させずに手を畳についたりして返されないようにする。そのまま、前三角絞で参ったをとってもよい。ひっくり返された場合は前三角絞で参ったを狙う。七帝柔道では下からの前三角絞から逆転した場合は抑込技として認められない[5]ブラジリアン柔術ではマウントポジションとしてポイントもアドバンテージも得られない。

シバロック編集

シバロックとは仰向けになった相手の右腕を固めながら相手の右側面に付いて抑え込む崩縦四方固。その際に相手の背後に自らの両脚が入り込んだ状態になる。この抑え込みは縦四方固に分類される。国士舘大学の学生によって開発されたと言われている[6]。なお、2018年からIJFは腕を覆わない形のシバロックを認めなくなった[7]。別名4869(しばろっく)。

 
縦四方固の一種三角絞併用縦四方固。相手は前三角絞に対し、タップアウトをしている。

肩固併用縦四方固編集

肩固併用縦四方固(かたがためへいようたてしほうがため)は肩固のように相手の片腕と頭を抱えながら抑える縦四方固[4]。映像作品『講道館柔道 固技 分類と名称』(講道館出版、NHKサービスセンター)では縦四方固の一種だとしている。

脚三角からの縦四方固編集

脚三角からの縦四方固とは、ヒラメ(体を伸ばしながらのうつ伏せ状態)になった相手の両脚を自らの両脚で絡ませながら相手を仰向けに返して自らの両脚を持ち上げ相手の両脚が効かないようにして抑え込む技。木戸慎二田代未来が多用することで知られる[8]

特徴編集

縦四方固はブラジリアン柔術総合格闘技ではマウントポジションと呼ばれている。

マウントポジションは打撃技絞め技関節技へ展開しKOやタップアウトを狙うための体勢のため、抑え込み続けることを目的とする場合と違い、胸の密着をさせないことが多い。

詳細はグラウンドポジションを参照されたい。

また、「裏縦四方固」(うらたてしほうがため)という技があるが、これはフルネルソンのことであって、縦四方固にも抑込技にも含まれない。柔道では禁止技である。

脚注編集

  1. ^ 記録映画『柔道の真髄 三船十段』(日本映画新社)縦四方固(その二)
  2. ^ HARUKA TACHIMOTO (JPN) - ANETT BREITENBACH (HUN) @ U70 - GRAND SLAM PARIS 2015”. JudoInside (2015年10月17日). 2019年4月3日閲覧。
  3. ^ 70kg級 田知本 遥 2回戦 ブレテンバッシュ(ハンガリー)一本勝(三角固)グランドスラム・パリ(フランス) 大会結果掲載 (15.10.17-18)”. 全日本柔道連盟 (2015年10月19日). 2019年4月3日閲覧。
  4. ^ a b 高専柔道の真髄』 原書房
  5. ^ 七大学柔道試合審判規定 第6回修正版”. 東京大学運動会柔道部公式サイト 赤門柔道. p. 7 (2016年4月25日). 2019年4月20日閲覧。 “また、前三角から逆転し馬乗りとなった形の抑え込みは認めない。”
  6. ^ 「第27回全国体育系学生柔道体重別選手権大会」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年4月号 55頁
  7. ^ Detailed Explanation of the IJF Judo Refereeing Rules effective from 01 January 2018
  8. ^ 「柔道固技教本」 晋遊舎、105頁 ISBN 4863910053

外部リンク編集