臼井駅
福岡県碓井町(現:嘉麻市)にあった九州旅客鉄道の鉄道駅
臼井駅(うすいえき)は、かつて福岡県嘉穂郡碓井町(現・嘉麻市)飯田に設置されていた、九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅である。上山田線の廃止に伴い、1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。
臼井駅 | |
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うすい Usui | |
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所在地 | 福岡県嘉穂郡碓井町飯田328番地 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 上山田線 |
キロ程 | 7.0 km(飯塚起点) |
電報略号 | ウス |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
開業年月日 | 1895年(明治28年)4月5日[1] |
廃止年月日 | 1988年(昭和63年)9月1日[1] |
歴史
編集- 1895年(明治28年)
- 1897年(明治30年)10月1日:九州鉄道(初代)が筑豊鉄道を買収。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道の国有化に伴い、国有鉄道の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:若松駅 - 上山田駅間が筑豊本線とされ、同線の駅となる。
- 1929年(昭和4年)12月7日:飯塚駅 - 上山田駅間を上山田線として筑豊本線から分離し、それに伴い当駅も同線の駅となる。
- 1974年(昭和49年)3月5日:貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄からJR九州へ承継される[1]。
- 1988年(昭和63年)9月1日:上山田線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
明治礦業平山鉱業所の専用線が接続しており、臼井駅 - 鉱山間の専用線には蒸気機関車の9600形やD51形が同線の運行を担当していた。
駅構造
編集2面3線のホームを有する地上駅で、ホームは単式・島式の混合型となっていた。直営駅であり、木造駅舎を有していた。なお、廃止当時の所在地は嘉穂郡碓井町(現・嘉麻市)であるが、駅開設時の所在地は嘉麻郡碓井村上臼井であった。
駅周辺
編集- 碓井町役場(現在の嘉麻市役所唯井総合支所)
- 碓井町立碓井中学校
- 碓井町立碓井小学校
- 碓井郵便局
- 福岡県道90号穂波嘉穂線
現状
編集駅設備は全て撤去され、痕跡は残っていない。駅跡地は嘉麻市バスの「第二保育所前」停留所付近である。
隣の駅
編集脚注
編集参考文献
編集- 汽車くらぶ「私鉄・専用線の蒸気機関車」『鉄道ジャーナル』No.79、101頁
- 弓削信夫『福岡鉄道風土記』葦書房、1999年、100-101頁