花座 (仙台市)

宮城県仙台市青葉区に所在する定席寄席

魅知国定席 花座(みちのくじょうせき はなざ)は、宮城県仙台市青葉区に所在する定席寄席である。

魅知国定席 花座
情報
通称 花座
開館 2018年4月1日
客席数 40
所在地

980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町四丁目4-23

地図
アクセス 仙台市地下鉄南北線勾当台公園駅 徒歩1分
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概要 編集

仙台市青葉区一番町4丁目に、2018年4月1日開場[1]。席数は最大40席。三大都市圏以外としては唯一の定席寄席である[2]

1 - 5日および25 - 30日の毎月10日間は、落語芸術協会による定席興行「魅知国仙台寄席(みちのくせんだいよせ)」を実施[注釈 1][1]。それ以外の日は漫才やマジック等の定番演芸会を開催する。

2023年3月から、入場料等の支払にクレジットカード・各種電子マネーの使用が可能となった。

前史 編集

明治から大正期にかけては「笑福亭」等の寄席が仙台市内に複数存在していたが、消滅していた[1]

2010年6月より、株式会社 BBI[3]が、町おこしの一環として仙台三越のフードコートの一角で「魅知国仙台寄席」を月1回開催[1]東日本大震災によって仙台三越のフードコートが閉鎖されたが、会場を変えながら継続して開催[2]。定席の開設に至った。

歴史 編集

  • 2020年3月3日~3月11日と4月1日~5月31日まで、新型コロナウイルス感染拡大防止のため公演を中止。検温・換気などで感染予防の対策を立て、高座前にアクリル板を置き、入場者数を制限するなどして6月1日より公演を再開した[4]
  • 2021年1月7日に一都三県へ発令された緊急事態宣言を受け、発令地域からの人の移動を避け関係者と観客の安全を図るために、1月下席(1月26日~30日)・2月上席(2月1日~5日)の全公演と1月半ばからの一部の落語会の中止を決定した。
  • 2021年3月18日に発令された宮城県独自の緊急事態宣言を受け、3月19日から21日までの6公演を中止とした。26日からの3月下席から感染対策をさらに強化して再開。
  • 2022年、新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえ、2月上席(2月1日~2月5日)の全公演と9日の1公演を中止・延期とした。

交通アクセス 編集

名誉館長 編集

席亭 編集

注釈 編集

  1. ^ 基本的な番組編成は、主任(トリ)は東京から派遣される真打が原則として務める。他に東京から派遣される二ツ目または芸協仙台事務所所属で客員(東北弁落語)の六華亭遊花が一席、色物は芸協仙台事務所に所属する芸人など東北拠点の芸人が一、二席入り、東京から派遣される前座が開口一番を務める。原則として午前(11時から13時)、午後(14時から16時)の1日2回公演。

脚注 編集

  1. ^ a b c d 仙台・一番町4丁目に常設寄席「花座」 三遊亭小遊三さん、ナイツが商店街でPR 仙台経済新聞(2018年4月2日)
  2. ^ a b 「笑って幸せに」仙台に定席寄席「花座」がオープン 日刊スポーツ(2018年3月24日)
  3. ^ 2011年7月に、会社組織のまま「落語芸術協会 仙台事務所」になる(落語芸術協会初の地方事務所)。
  4. ^ “アクリル越し高座楽しむ 仙台・常設寄席「花座」再開”. 河北新報. (2020年6月1日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200601_15024.html 
  5. ^ 桂歌丸さん、仙台の定席寄席「花座」の名誉館長 朝日新聞デジタル(2018年7月4日)
  6. ^ (pdf) クローズアップインタビュー 東北の噺家や芸人、おなじみの落語家が連日出演。「東北の演芸の聖地」に気軽に足を運んでください。. 仙台商工会議所 広報誌「飛翔」. (2018年4月号). pp. 12-13. https://www.sendaicci.or.jp/magazine/upload_images/30-04closeup.pdf 
  7. ^ 沿革”. 仙台商工会議所青年部. 2019年12月15日閲覧。

外部リンク 編集

座標: 北緯38度15分53秒 東経140度52分13秒 / 北緯38.264623度 東経140.870397度 / 38.264623; 140.870397